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宮川 輝
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(24歳0ヶ月29日) 最終更新日:2019年9月9日(24歳1ヶ月9日)
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唯一無二の価値

宮川 輝
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(24歳0ヶ月29日) 最終更新日:2019年9月9日(24歳1ヶ月9日)

宮川 輝の価値

小学校2年生で水泳を始めた。ただ、ただ、泳ぐことが楽しくて泳いでいたら、4泳法をマスターすることができた。ところが小学校3年生になると、タイムアタックで自分と、他人と競いながら泳ぐことになった。いつしか泳ぐことが楽しくなくなって、水泳はやめてしまった。自分と競うことに、だれかと競うことに、興味がなかった。しかし、今でも泳ぐことは、とっても大好きなのである。

小学校3年生でサッカーを始めた。ただ、ただ、みんなでボールを蹴ることが楽しくて遊んでいたら、クラブチームに所属することができた。ところが中学生になってから、サッカーはチームメイトとポジションを奪い合い、相手のチームを倒すために争うようになった。試合をしていて、楽しかった記憶はほとんどない。だれかに、なにかに勝つことに、喜びを見出せなかった。しかし、今でもみんなでボールを蹴ることは、とても大好きなのである。

高校生で創作活動をするようになった。ゲームをしたり、アニメを見たり、人間の創作物に触れることがとにかく楽しくて、自分も創作活動に加わるため声優養成所に通った。ところが役者は仕事を選ぶのではなく、選ばれるのだということを知った。次第にみんなで、事務所に所属するため、監督に好かれるため、世間から好かれるために、自分を演じるようになった。宮川 輝は、心が揺さぶられない作品を、まるで心が揺さぶられたかのように演じることが、誰かに好かれようとすることが、自分を偽ることが、ヘタクソだった。しかし、今でも誰かの演技を見たり、人間の創作物に触れることは、本当に大好きなのである。

専門学校でWebデザインを学んだ。デザイナーとして、プログラマーとしての技術を高めるため大会に出場した。賞を獲得したけれど、たくさんの仲間の支えと、犠牲が伴った。自分がなにかを手に入れるということは、なにかを成し遂げるとは、人の上に立つとは、そういうことなのだと、心の底から実感した。デザインとプログラミングの知識が身につくにつれて、人間らしさを失っていった。デザインをすることも、プログラミングをすることの目的も分からなくなって、お金を貰うために会社で働く気持ちにはなれなかった。卒業せずに中退した。しかし、今でもデザインを考えたり、プログラミングを学んだり、目標に向けて取り組むことは、とっても大好きなのである。

19歳で、ブログを書き始めた。これまで言葉では表現できなかった想いを、文章として表現できることが、とにかく楽しかった。しかし、やはりお金を稼がなくては生きていけない。数々のセミナーに参加しながら〝お金を稼ぐ方法〟なるものを学んだ。お金は稼げるようになったけれど、文章を書くことが楽しくなくなった。気がつくと、お金を稼ぐために文章を書こうとしていた。自分の想いを文章にするのではなく、人々から注目を集める文章を書いたほうが、お金はよく稼げた。しかしそこには、だれかと競争をしたり、だれかに勝とうとしたり、自分を偽ろうとしたり、なにかを成し遂げようとしたり、人の上に立ったときに味わった、あの痛みと、あの辛さと、おなじ苦しみがあった。お金を稼ぐために、人から注目を集めるために、なにを手に入れるために、ものづくりはしないと決めた。しかし、今でも自分の想いを表現することは、とっても、とっても、とっても大好きなのだ。



いったいこの経験は、お金にしてどれほどの価値があるのだろうか。

そもそも、お金としての価値とは一体なんであろう。

お金とは、数字である。

数字とは、量である。

ならば、この経験を量で推し量ることはできない。

そのすべてに、唯一無二の価値があるからだ。

ひとつでも欠けていたら、今の宮川 輝は存在しない。



宮川 輝にとっての価値とは、質である。

質は、見ているだけでは分かりにくい。

質は、手にしてみるとよく分かる。

質は、比較することができない。

質は、優劣ではない。

質は、量ではない。

そういうわけで、価値がある。



宮川 輝の価値は、お金にしてどれほどのものであろう。

宮川 輝の価値を、決めてほしい。

唯一無二の価値を、決めてほしい。

あなただけの価値を、決めてほしい。



宮川 輝の価値