【2018】ティム・クック氏のインタビューを見て感じたこと。

ティムクック氏



スティーブ・ジョブズの意思をしっかりと受け継いでいますね。さすがAppleのCEOという印象です。

2018年の6月あたりにティムクック氏が複数のメディアで、社会問題(Social Issue)に関するインタビューを受けている動画をいくつか見て「これはアウトプットして記録に残しておきたい!」と思い記事にします。

現在のポイントとなっているのは大きく分けて5つで、教育(Education)、人間的正しさ(Human Right)、移民問題(Emigration)、平等の欠如(Lack of Equality)、そして興味深いのがプライバシーポリシー(Rrivacy Policy)についてでした。

【2018】ティム・クック氏のインタビュー。

Watch Apple CEO Tim Cook Speak at Fortune’s CEO Initiative

会社のCEOが社会問題について声を上げることが数十年前は考えられなかったことに対してなぜ声を上げようと思ったのか、またそれに加えてAppleがどのような方向に向かっているのかを全体的に語ります。

社会問題に言及するようになった理由は、「Appleはいつも世界を変えることに取り組んできたが、今の社会の流れを見ていたら、声を上げずにはいられなかった。」といったところで、その裏にはAppleが大切にしている“プライバシー・ポリシー”が関わってたようです。日本に住んでいる僕には移民問題(Emigration)という言葉がピンときませんでしたが、威厳と敬意をもって(dignity and respect)人々と向き合うという人間の究極的な目的があるからには、彼らを見過ごすことはできないという言葉に共感するものがありました。

そしてGoogleやFacebookがアルゴリズムを利用しているのに対して、アップルはキュレーション(情報収集)に力を入れているとのことですが、その理由は量(Quantity)ではなく質(Quality)にこだわっているからだと。中でも「ニュースの主要な話題は人間が選ぶべきだ」という主張には、なんでも自動化すればいいという人間性(Humanity)の欠けた人々への一喝のようにも見受けられ共感させられました。

またアメリカではスマホの依存症(Addiction)が取り沙汰されておりAppleにも使用者への呼びかけが強いられているようですが、それに対してティムは「我々は使い方(Usage)を解くのではなくユーザーにパワーを与えている」と主張しながらも、人々の要求に答える意向を示していました。次回のアップデートではスマホを何回手に取ったかが分かるようになるそう。

CEOの姿勢として自分よりも大きな視点を持って短期的ではなく長期的(Long Term)に取り組んでいるようで、それは目先の目的を達成するのは簡単でも(例:スマホに使用制限を設けるetc…)深い視点(Profund)での改革には至らないからだそう。

あとは会社の経営理念を語るシーンもあり、最近1兆円を超えたAppleですが、中でも「なんでもビジネスに繋げようとするのは間違った考え方(Fallacy)だ、」と主張しているシーンが心に残りました。彼にとってビジネスとは、人々を集めること以外のなにものでもないようです。

Apple CEO Tim Cook: Exclusive interview

人間のプライバシーを基本的な人間の正しさ(Fundamental Human Right)と捉えるAppleがどのように個人情報を取り扱っているのか、またスマホ依存症に恐れを抱くユーザーに対する見解を述べます。女性なので少しラフな会話なのがまたよかったです。

Appleは集めた個人情報を収集して他のことに利用してはいないし、利用したいとも思っていないが、ユーザーには「どこまで自分を人々に知って欲しいのか?」、また「人々に自分の何を知って欲しいのか?」という疑問を投げかけました。

Facebookなどは自分の旅の記録などを個人情報を“みんなに知ってもらうため”に投稿しますが、人々は本当に自分のことを知って欲しいのか、また人々は他の人たちのことを本当に知りたいと思っているのかを僕たちネットで育ってきたミレニアム世代は、もう一度足を止めて考えるべきだという意見には賛成させられました。

僕は人々が隠したがるような個人情報を公開していますが、それは決して“みんなに知ってもらいたい・見てもらいたい”ではなく、“自分を隠さない・嘘をつかない”という目的であり、簡単に言えば自分をアピールしたい訳ではありません。むしろ知られないほうが、日常生活を送るには便利だったりします。

ただ僕もプライバシーは人間の基本的な正しさと捉えるAppleの思想に強く同意しているので、企業ではない個人としては、自分の情報を隠すことなく公開することが人々を繋げるもっとも強力な絆になると信じているのです。

ティム・クック氏がゲイであることを告白したように、人間として正しい道を歩むためには、人々が隠したがるようなことに声を上げるべきで、その為にAppleは力強いプロダクトを人々に届けているのだと僕は捉えています。

そして個人である僕は、自分の個人情報を使ってどう世界にアプローチしていくのかを考えなくてはならないと感じています。ただ旅の様子や自己意識を高める為だけに、インターネットやソーシャルメディアはあるんじゃない、と。

そして途中に「僕は機会が人間のように考え、人間が機械のようになることをもっと恐れている。」と発言していましたが、この意味が分かる人は、この世の中にどれほどいるのでしょうか。

The David Rubenstein Show: Tim Cook

ティム・クック氏がCEOになるまでの経緯、ジョブズとの関係、Appleプロダクト、CEOとしての仕事内容を語ります。「スタンディングディスクにすると仕事はよりよくなる」という言葉は確かにと感じます。このインタビューを聞いて僕は昇降式テーブルを購入する決意をしたのでした(笑)。

またここでもプライバシーについて言及しており、彼が「セレブリティーたちがアメリカとはなにかを定義した」という見解にはとても共感しました。歌手や映画俳優・女優などの地位がアメリカではとても高いですが、次第にプライバシーに大きな問題を与えてきたと。

セレブたちのインスタやツイッターを見ると煌びやかな印象を受けますが、人々も次第に彼らが特別じゃないことには気付いてきているので、ティムが主張する平等な社会を築くための基盤となる“一人一人に威厳と敬意(dignity and respect)を持つこと”をみんなが意識するようになる未来は近いかもしれません。

僕は個人クリエイターとしていい面だけを見せようとしないことを心掛けています。一般的に人々が“悪い・ネガティヴ”と思うことであっても、人類のためなら躊躇わずに発言できる人間であるためには、常に正直であり続けることだと信じています。

まとめ。

Appleの掲げるビジョンはただ1つで、この地球をよりよい場所にすること。その為であればCEOがビジネスとは関係のなくても声を上げるその姿勢を僕は大きく支持したいと思います。

Appleは僕たちにあらゆる情報を手にできるパワー(デバイス)を提供してくれていますが、どう使うかについて決して言及しません。それはおそらく、1人1人に託しているからなのでしょうね。

Appleのビジョンが単なる自己利益の為ではなく人類のためにできることやるという大きな姿勢で挑み続けている限りは、やっぱり僕はApple製品を使い続けたいなと改めて実感します。本当に彼らのプロダクトには、スピリットを感じるんです。

 

Appleはきっと、というか絶対に自分たちのプロダクトを使って人々を繋げて欲しいと思っているはずなんですよ。ただそれは単なるSNS上のつながりではなくて、世界を変えられるもっと深い繋がりだと思うのです。

僕としてはただ単に人々を繋げるのではなくて、もっと人間としての深い絆みたいな繋げ方をしてみたいので、そのためにはやっぱり隠し事をしないで、あらゆる情報をさらけ出せる人間であり続けたいです。

Appleは会社としてプライバシー情報を慎重に扱う姿勢を示していますが、個人としては自分のプライバシーをどこまで出せるのかが問われる時代だと思っています。どっちみちテクノロジーが発達すれば隠し事は通用しなくなりますからね。

機械に自分の情報をバラされるのを待つか、それとも自分からプライバシーと向き合い料理する方法を心得るのか。

僕は後者でありたいと思います。

時間は掛かるかもしれませんが、いつか時代は追いつくと確信しています。

さぁ、もっと自分を表現していこう。人に見せびらかす為ではなく、この世界から隠し事をなくすために。