「(超)長期計画をする3つの方法」を観た感想。

「(超)長期計画をする3つの方法」を見た感想。【TED】
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これは僕にとって人生の課題だったんだ。

 

初めて人生計画を立てたのは、たしか中学生の頃だったかな。声優になるべく人生計画を日記帳に書いたものを今でも持っている。高校生のうちに養成所に通い、20歳までに声優をデビューして、30歳までに主役を務めて有名になる…という計画だったよ。

しかし叶わなかった…それはなぜだろう。1つの理由に、人生計画が短かったからというのがある。

短期的な目標を追い掛けると、目の前の取り組みの質が劣悪になると人生を通して経験してきたんだ。同じ過ちを、もう繰り返さない。

 

アップルのCEO、ティム・クックは「我々はAppleを長期間(Long Term)で見ているから、短期の投資家には答えられない。」とインタビューで答えていたのを思い出すんだ。

目の前の出来事を見ているだけじゃ分からない、株価の数字が上がり下がりしているだけじゃ分からない、もっと深い視点で人生に取り組んでいる人たちというのは、はやり僕のような人々を惹きつける力がある。

彼らのように深い視点が、僕にも必要だった。

こうした短期主義的な考え方から抜け出すために、超長期計画をたてることは大いに役に立つと実感したよ。

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短期的な目標を追いかける最大の欠点。

短期的な目標を追いかけることの最大の欠点は、手段の質が下がることだ。

例えば、この記事のPV数(読者の閲覧回数)を増やそうとする。そうすると、必然的に楽しく見せようとしたり、派手に見せようとしなくてはいけない。もちろんそうした目を惹く行為が悪いのではないけれど、目先の目的(読者を増やしたいetc)を追いかけると、本質が伝えられないからクオリティが下がる。

狼少年の話のように、いつも「すごいね!」と言っているだけでは、本当にスゴイものに出会ったときにその素晴らしさを伝えられないだろう。

 

それともう1つ。短期的な目的―つまり目先の利益ばかり追いかけると、人は盲目になりがちだ。

僕の家では夏になると、玄関前の蛍光灯にかなりの虫が集まる。朝になると死骸だらけになっているから、この時期は毎朝玄関前の虫を掃除するのが日課になっているんだ。

そしてある夜、玄関の扉にバンバンとぶつかる虫たちの音を聴きながら「なぜ彼らは光に集まりたがるんだろう?」と不思議に思った。そこは行き止まりで壁しかないのだから、違う場所に行けばいいのに、と。

だけど考えているうちに、すぐに人間も同じであることに気が付いたんだ。明るい場所に―つまり短期的で目に見える目標を追いかけている人は―盲目だから目の前にある限界に気付けない。

「なんだ、人間も虫も、同じじゃないか。」と、夜な夜な1人で微笑んだよ。

暗い場所であっても、もっと遠くにある小さな光を目指した方が、はるかに広々とした空間が広がっていることに、目先の目標を追いかけると気付けなくなんだなって、僕は虫から学ぶことができた。

まさに“飛んで火に入る夏の虫”だね。

 

「(超)長期計画をする3つの方法」を見た感想。【TED】

短期的な目標を達成するのは、ある意味で簡単なんだ。彼はそれを「土のう戦略」と呼んでいたが、確かに効果が目に見える形であるんだ。僕も過激な発言をすれば炎上するから、読者はそれなりに集めることができるかも知れない。

でもね、短期的な目標で—つまり目先の利益を追いかけている人間というのは—とても小賢しいんだ。

経験したことがあるだろうけど、ビジネスマンの多くに人間味がないのはその為だと思う。

彼らにとって従業員やお客は、お金を落としてくれる単なる数字でしかない。必死で働いているかもしれないが、その必死さは自分のためであったり会社のためでしかないんだ。

もっと大きな視点を持たないと、自分も含めて人々を豊かにはできないということだね。

テクノロジーのレンズでは見えないものを。

普通、僕たちは未来を想像するときに「どれほどテクノロジーが発達しているのだろう?」と考えるよね。

1980年代に公開された映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」でも、発展した未来が描かれていたように、僕たちはテクノロジーに依存した未来を想像しがちだ。

しかし、彼はテクノロジーのレンズでは見えないものを見る必要性を説いてくれた。具体的には語られていなかったけど、それは間違いなく“人間味(Humanity)”だよね。

「(超)長期計画をする3つの方法」を見た感想。【TED】

例えば、今の仕事のほとんどはロボットに置き換えることができる。接客や車の運転などは代表的だね。

ある人は「それらの仕事をテクノロジーに置き換えたら、その人たちはもっと自分のやりたい仕事ができるんじゃないか?」と主張して、確かにそれは正しいと思うけれども、そこに“気遣い”や“心配り”といった人間らしさが含まれなければいけないと、僕も思っている。

短期的な目標を追いかけるように、機械的に考える人間にも小賢しさが芽生える。

老子の道徳経ではそれを「機心(きしん)」と呼び、心の純白さが欠けた人たちのことを指していたから、僕の心に深く残っているんだ。

 

ティム・クックは「僕は人間が機械のように考え、機械が人間のように考えることを恐れている。」と答えた。これはどういう意味だろう。機械が変えられるのは現実の表層でしかないと知り、人間らしさを失ってはならない、ということだね。

僕も1日のうち2/3以上の時間をパソコンと向き合っているから、よく機心が―小賢しさが芽生えるのを実感する時があるよ。

「こうやったらもっと効率がいいのに。」と楽な答えばかりを求めてしまう。目の前の出来事ばかりを変えようと躍起になってしまう。

でも先ほどの虫のように、深い視点を持って物事に取り組んでいないときは必ず壁が―苦しみが―不安が襲ってくるんだ。

昔であればそれでも努力して乗り越えようとしていたけれど、今となっては違うアプローチで、つまりもっと人間らしいやり方で状況を変える方法を学んだから、もう自分を見失わない。

それ以来、周囲の物事は好転していき幸福度も増しているからね。

自分を曝け出すことで、長期的目標は見えてくる。

昔は会社や組織や宗教から、人々は生きる目的を与えられていた。キミの親世代はきっとそうだったに違いない。

でもテクノロジーが発達したことで世界には改善しなくてはならない問題がたくさんあることを僕たちは知ってしまったよね。

向き合わなければならない課題が山積みであることにも、気付いてしまったよね。

さぁ、どうやって長期的な目標を立てようか…。

僕はその答えを、自分をさらけ出すことで見つけてきた。

長期的な目標はあなたの友人や会社組織からは絶対に教えてもらえないよ。なぜなら、長期的な目的はあなたの人生(生き方)と密接に関係しているからだ。

 

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自分と正直に向き合おう。あなたにしか見えていない課題がある。

目標とは大きさではなくて、深さで見極めなければならない。

 

目には見えず、言葉にも表せないかもしれないが、あなたが確かに「価値がある。」と信じるものを、自分自身の中で見つけなければいけない。

短期的な目標ばかりに気を取られないように気をつけよう。夜の街灯に集まる虫たちのようになってはならないよ。

たとえ世界中の人たちが明るい場所に集まろうとしていても、あなたと僕は遠くにある小さな光を求めて、暗闇を歩ける人になろう。

長期的な目的を見つけたとき、初めて短期的で小さな取り組みに魂が宿るのだから。

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