「三次元宇宙地図のデモ」を観た感想。【TED】

「三次元宇宙地図のデモ」を見た感想。【TED】



宇宙の広さに気付いたのは、たぶん中学生のときだ。

それから夜な夜な親の目を盗んで、明かりの少ない近くの公園まで足を運んでよく夜空を見上げに行ったのを思い出す。実はこの記事を書く前にも、誰もいない歩道からポツンと1人夜空を見上げてきた(笑)。夏の暑さが和らいだお盆明けは空気が澄んでいて、散歩するととても気持ちがいい。

昼間は車の騒音や虫の鳴き声がうるさくて、なかなか空を見上げる余裕がない。だけど夜の空気が澄んだあの不思議な空気からは、神聖さを感じるのだ。夜空を見上げたときに、ふと心が落ち着くあの感覚が、とても不思議で、とても心地よくて、癖になってしまう。

 

宇宙は人間が探検し尽くした場所だと思っていた時期もあったが、ある1つの動画をキッカケに「こりゃハンパなく広い…」と度肝を抜かされたのを覚えている。そして今回、その動画の制作過程が2010年にTEDで紹介されていたことを知った。

この動画を見ると、僕たちはいったいどこに向かっているのだろうかと考えずにはいられなくなる。

それと同時に、やっぱり地球は素晴らしい場所だとも思わせてくれるから、やっぱり宇宙は不思議だ。

計り知れない宇宙の広さ。

宇宙の広さがどれくらい広いのか、みなさんはご存知だろうか。

「とてつもなく広い!」ということは知っていても、その実態を感覚として体験するのはとても難しい。なぜなら、地球が宇宙だとするならば、そのうちの砂粒1つにも満たない大きさが地球なのだから。しかもそれですら、人間が観測できる範囲でしかないのだから、実際の大きさはもう理解を超えている…。

「三次元宇宙地図のデモ」を見た感想。【TED】

画像を通すと星々の距離は近く見えるが、宇宙の99.999%以上は空間でしかない。現在の技術で地球から近くの星まで行くのには、数千年も掛かるようだ。

ビッグバンによって広がった宇宙は次第に収縮していくと予想されていたが、現在はそれが逆であることも証明されている。ビッグバン以来、宇宙はスピードを増して拡大し続けている。

 

現在、人類は違う星を拠点にできないかと、火星移住計画であったり、車を宇宙に飛ばして実験をしているが、実は宇宙には人類がどんなに頑張っても超えられない境界線があるのだ。それについては、こちらの動画が分かりやすい。

光の速さを超えるスピードで広がり続ける宇宙に対して、人間は絶対に光の速度を超えることができない。だから、人間がたどり着ける範囲は“天の川銀河まで”と限られているそう。ちなみに、これは観測できる宇宙の0.00000000001%でしかないらしいから、もう僕の頭では理解ができない(笑)。

…こういう話を聞くと、本当にニヒリスティックに陥りそうだ(笑)。どんなに頑張っても地球から外に出られないなんて、まるで夢や希望を持つことを拒絶されているかのように感じてしまう。なんのために生きるのかすら、探すことを諦めてしまいそうだ。

宇宙事業に熱心なTESLAのイーロン・マスク氏に、いったいどんなモチベーションで取り組んでいるのか聞いてみたい。それでも宇宙に行こうとする人たちの理由はなんなのだろうか。

僕たちの故郷は地球。

だがこのマップは人間がどこまで行けるか知るために計画されたのではなく、大きな視点で僕たちがどこに住んでいるのかを知るために制作されたようだ。

かつて科学技術のなかった人類は、平らな水平線を見て「地球の資源は無限大だ。」と思ったそうだが、湾曲していることからその有限性に気づき、今では3Dでその実態を俯瞰することができるまでになった。

きっと宇宙飛行士は、この地球は素晴らしく貴重なものだが、同時に無数に散らばる星々の1つに過ぎないという逆説的な事実に気付いたに違いない。

人類がどこまで行けるのか知らないが、1つだけ確かなことはどんなに遠くへ行っても僕たちの故郷は地球だということだ。火星に移住しても、地球が僕たちの故郷であることには永遠に変わらない。

 

僕もいつかは宇宙に行ってみたいと思うが、まずは地球上で繰り広げられている無意味な争いや憎しみをなくすことの方を最優先したい。地球を大切にできなければ、どこの星にもいけないだろうから。

宇宙を知れば知るほど、自分のちっぽけさと、日々の大切さを再確認させられる…。

あぁ、なんて宇宙は素晴らしいのか。