バカになれない真面目人間の言葉から何も伝わってこない理由

バカになれない真面目人間はダメだ



昨日は1日、友達のプレゼン資料作りに勤しんだ。

僕は学生時代によく人前でプレゼンしていたこともあり、ブログを書いていることもあり、頼まれたときは素直に力になれるかもしれないと思った。

内容は就活での自己PR。5分以内に紹介しろというものだ。

こういうものは大体、普通にプレゼンするやつが評価してもらえるわけがない。

宮川 輝
どうもこんにちは。僕の名前は宮川 輝です。生年月日は1995年7月31日で生まれは東京で趣味は…。

…つまらない。

プレゼンもブログも、中身はもちろん大切なのだが、それより大切なのが”どう伝えるか”だと思っている。

宮川 輝
僕には、人を動かす力と行動力、積極性があります。
なのでリーダーに向いています。

うん、こいつは自分は行動力・人を動かす力・積極性があるやつで、リーダーになりたいのだろうということはわかった。

でも、プレゼンでこんな話し方をしているようでは正直、クソだ。

こんな言葉じゃ誰の心にも届かない。

宮川 輝

僕は〇〇と××という経験をしたんですが、なんと△△という大失敗をしてしまって、□□すればよかったと後悔しました。マジで悔くて、人生で一番恥ずかしい経験でもありました。穴があったら入りたいとはこういうことかと実感しましたね。
で、次のプロジェクトで「ゼッテーいい結果残してやる…!!」と思って、前回の反省を生かしながら□□を意識して取り組んだ結果、なんとなんと!素晴らしい成績を収めることができたんです!テヘペロ^^;
そこから僕は●●と▲▲ということを学んで、■■という力を身につけました!(だから僕はこうこうこういうことができます!的な)

よくなった。これを口で言うのが難しいのだが。

僕はものごとを人に伝えるとき、自分の伝えたいことをそのまま言葉にしても伝わらないと思っている。

「私の夢はパティシエです。」

「僕は集中力がすごい。勉強できて成績トップ。」

「英語ペラペラ。帰国子女並みです。」

ごもっともで素晴らしい。きっとこの人たちは自分を理解し夢や目標のある"素晴らしい人"なのだろう。

だけど何故だろう。

まったく伝わってこない。

あぁそうか、この人たちはきっとバカになれないんだな。

どんなスキルや経歴を語っても、バカになれない人は自分をさらけ出せない。

そもそも、人間に"素晴らしい人"なんているわけないのだ。

物事には光と陰、かならず裏と表がある。

この人たちからは表の部分しか見えない。だから伝わってこない。

今の"人生で最も素晴らしい自分"に至るまでには、必ず陰の部分があったはず。

その影こそが聴く人の心を揺さぶる"素晴らしい部分"なのだ。

それはおそらく過去の経験であり、失敗だろう。

これをさらけ出すにはバカにならないといけない。

なるほど、バカになれない真面目人間の言葉が伝わらないわけだ。

……あれ。

こんな分析をしてる時点で、僕は真面目人間になっているんじゃないか。

…そういえば、思い出したぞ。

プレゼンの資料を作りながら、過去にバカになれなかった自分の姿を。

自分のいいところしか見せようとしなかったこれまでの自分。

いま振り返ってもちっとも面白みのない人間だった。

僕にもバカになれない、そんな恥ずかしい過去があったな。

よし、バカになろう。

う●こ。