「『謙虚であれ』およびその他の教訓—『水の哲学』からの教え 」を観た感想。

「『謙虚であれ』およびその他の教訓—『水の哲学』からの教え 」を見た感想。



やはり中国には価値あるコンテンツがまだまだ眠っているんですよね…もっと知りたいなぁ!

今回は約2600年前の中国の思想家『老子(ろうし)』の『道徳経』から感銘を受けた人のお話ですが、僕も老子の思想にはとても感銘を受けていまして、今でも週に1回くらいは読んで僕の心のメンテナンスをしています。

 

僕たち日本人は歴史を辿ると中国がルーツなのですが、古代の中国の歴史を学んで現代に応用している人はとても少ないですよね。

現代の中国のイメージがあまりにも強力なのも1つの要因かもしれませんが、老子や荘子の思想は言葉では語りつくせない素晴らしさが秘められています。

彼らの言葉に一度でも触れた人であれば、二度と忘れることはできないでしょう。僕もその一人です。

成功を追い求めすぎて見落としているもの。

成功を追い求めすぎると、必ずなにかを見落としてしまうんですよね。

僕はここ最近になってブログを新しくしたのですが、それは「成功しようとすることを捨てて、価値ある活動をするようにしよう。」と心機一転したからでした。かなり収益は落ちてしまいましたが、それとは裏腹に僕の心はとても満たされています。

成功を追い求めていた頃を振り返ると、いくら結果は出せたとしても“どこかで何か足りない感覚”を腹の奥底に溜め込んでしまうんですよね。彼も僕と同じような状況だったようです。

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それからスピリチュアルな教えに出会い、禅や仏教などの宗教観を学んでいくにつれて、「誰かより優れよう、上に登ろうと必死になるほど、自分自身を苦しめることになる。」という人生の根本的な真理を見つけたのでした。

資本主義ビジネスはどっぷりハマると自然界の法則から離れてしまうので、どうしても“楽をしよう”という小賢しさが芽生えてしまいます。

もちろんなにか努力することや、物事を達成しようと取り組むのはいいんです。それはそれで素晴らしいことに変わりありませんからね。

ただ、大事なのは目的地に至るまでの自分の内面状態なんです。これを無視していたら、どんな成功も偉大な記録も決して人類の役に立つこともなければ、自分自身を満たしてくれはしないのですよね。

昔ながらの“商売”という日本の言葉に置き換えると、ビジネスはもう少し人間らしくなるかもしれませんね。

道徳経の教えの中心は「水」。

老子の道徳経の教えには自然界の中心である「水」が代表的です。彼の自然観的な思想は心の奥底にまでスルッと届いて穏やかにしてくれます。

1つの例として僕の大好きな1文の紹介です。短い文章ですがものすごく深いんです。

最上なる善なるあり方は水のようなものだ。水は、あらゆるモノに恵みを与えながら、争うことがなく、誰もがみな嫌だと思う低いところに落ち着く。だから道に近いのだ。

身の置き所は低いところがよく、心の持ち方は静かで深いのがよく、人との付き合い方は思いやりを持つのがよく、言葉は信(まこと)であるのがよく、政治はよく治まるのがよく、ものごとは成り行きに任せるのがよく、行動は時宜にかなっているのがよい。

そもそも争わないから、だから咎められることもない。

道徳経―第八章

水というのは、なにも為さずしてすべてをなしている、自然界の素晴らしい物質です。

誰もが嫌がる低いところに流れながら、行き交う道を潤していく。それでいて決して自分がやったなどとは威張らない。そして低いところにあるからこそ満たされ、時と共に個体や気体へと形を変えていくことができる…。

自己啓発や心理学のように小手先のテクニックにはない、本質的な人間の在るべき姿そのものを老子の思想は教えてくれます。

彼はこの水の性質を3つに分けて説明していました。とても分かりやすいですね。

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僕は現在22歳ですが、老子の思想にこのタイミングで出会えたことは本当にラッキーでした。人生でもっとも価値ある大切なものを見失わずにこれからの人生を生きていくことができそうですから。

西洋思想と東洋思想はどう違うのだろう?

僕はもともと心理学が好きだったのですが、心理学というのは突き詰めるとなんというか詐欺っぽいテクニック重視の話に落としこまれてしまうのですよね。もちろん悪いものではないのですが。

そこで哲学者や思想、宗教観などに触れてたことで、言葉では表しきれないモノに魅力を感じるようになったのですが、僕と同じような経験をされている方は多いのではないでしょうか。

「有名な思想家を挙げろ」と言われたら、おそらく頭のいい日本人は『ニーチェ』や『ルソー』などを挙げるかもしれませんが、僕たち日本人は西洋のような“一神教的文化”ではなくて“多神教文化(自然観)”の中で育っているので、本当は老子や荘子の思想の方が飲み込みやすい人が多いと僕は思っています。

かくいう僕も、なんだかんだで「西洋の人たちのほうがなんかカッコよさそう!」という理由から最初は西洋哲学ばっかしを学んでいましたからね(笑)。

よくある典型的なパターンですが、西洋の思想家や哲学者も東洋思想を学んでいるので、結局のところ優れた思想家・哲学者が伝えたいメッセージは一緒であると僕は思っています。

ただ表現の仕方が違うので、両方の視点を持つということはとても大切なことですけどね。

 

昨今の日本は欧米的な教育をされてきたせいで、なかなか東洋の思想を学ぼうとする人や機会が少ないのですが、今こそもう一度東洋の素晴らしさを確かめる時が来ました。

人生で行き詰まったときはシンプルにこう問いかけます。

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なにかを概念的に信じることをやめ、あるがままに身を任せていくと人生は驚くほど前に進むことができ、成長でき、そしてなにより平和に過ごすことができるということを、あなたも老子の思想を学べば体験できるはずです。