僕はバイクに乗るとき、専用のスマホホルダーをつけてGoogleマップのナビゲーション機能を使いながらドライブしています。
専用のナビを買わなくてもスマホにアプリさえ入れておけばどこでも使えるのでとても便利なのですが、ひとつ気になることがあります。
それは、「Googleマップってどのくらい通信量が掛かっているんだろう?」ということです。
スマホには月々の通信量が3GbやGbと決められていますから、Googleマップがどのくらいのデータ通信料を必要としているのか気になるところです。
そこで、自宅から新宿まで往復約100kmをGoogleマップのナビゲーション機能を使ったときに、どのくらいの通信量が掛かったのか調べてみました。
さらに通信量を抑えながら使う方法や、月々の通信制限が掛けられている状態でも快適に使う方法もご紹介していきます。
Googleマップのナビゲーション機能を使って100km走行したときの通信量。
実際にGoogleマップのナビゲーション機能を使って、100km走行したときの通信量を測定しました。
ちなみに時間は片道2時間だったので、往復すると約4時間ほどになります。
こちらが実際に走った距離です。

アプリがどのくらいアクセスしたのかは、AndroidでもiPhoneでも、設定にある「データ使用量」から確認することができます。
僕は自宅で使うときはWifiを設定しているので、ここに表示されている通信料は全て外で使ったときのものです。
そして、その中にあるGoogleマップの通信量を調べてみると…。

100km走るのに約15MBほどの通信量が掛かっていることがわかりました。1kmあたりにすると約0.15MBの通信料が掛かっていることになります。
Webサイトの1ページあたりの平均が約1MB(ページや画像によって異なる)と言われてますから、Googleマップはそれほどアクセス量が掛かるものではないようです。
走行中にどんな通信をしているのか
走行中にGoogleマップが通信する理由は、これらの情報をお知らせしてくれるためです。
- 道を間違えて新しい道を検索するとき
- より近い道を探すとき
- 渋滞情報をお知らせするとき
- 事故情報をおしらせするとき
- 目的地までの距離と掛かる時間を更新するとき
- 全ての交通状況
- 航空写真
- 地形
走行中のリアルタイムな渋滞情報、事故情報、迂回路の検索は、データ通信があってこそです。
Googleマップのデータ通信量は場所や設定によって異なる。
今回僕が測定したときは1kmあたり0.15MBの通信をしていることが分かりましたが、これはアプリの設定方法や場所によって異なります。
周辺情報の多い場所を走れば多くの情報を必要としますから、必然的にアクセス量が多くなるでしょう。
が、今回僕は情報量が最も多いであろう東京の新宿周辺を走ったので、どんな場所でも1kmの通信料を0.15MBに抑えることができると言えます。
Googleマップの通信量を抑える方法。
では、できるだけ少ないデータ通信量でGoogleマップを使うために、アプリで設定すべき項目をいくつか紹介します。
まず、アプリ内でルートを検索したらメニューボタンを押して、以下の3つのチェックを外してください。

この中で特にデータ通信量が掛かるのが航空写真ですね。
航空写真はごちゃごちゃしているのでナビに向いていないし、通信量も掛かるので必ず外しておくべき項目でしょう。
ちなみに初期状態ではチェックが外れている状態になっているので、必要のない方はデフォルトのままで大丈夫です。
また、Wifiのある環境であらかじめルートを検索しておくことでデータ通信量を抑えることもできます。
Googleマップはデータ通信がなくても使える
「通信制限を掛けられた場合はどうなるの?」ということですが、Googleマップ極端な話、データ通信がなくてもアプリとGPSさえあれば使えるんですね。
ただし、データ通信がなければ走行中の渋滞情報などのお知らせは届きませんし、通信制限がかけられている場合は新しい情報がすぐに届かない恐れがあります。なので、出来るだけ余裕を持って使うのがベストです。
それでも今回の調査でGoogleマップは走行中にそこまで多くのアクセスを必要としていないことがわかったので、アクセス権限が掛けられていても先ほどの設定をして通信料を抑えておけば快適に使えると思います。
それでは、ドライブの楽しい旅のお役に立てれば幸いです。