「アーティストは経済にどう貢献し、私たちは彼らをどう支えられるか?」を観た感想。【TED】

「アーティストは経済にどう貢献し、私たちは彼らをどう支えられるか?」を見た感想【TED】



アーティストが生きやすい世の中はいつの時代に訪れるのやら…。

こうしてブログを書きながら個人で活動しながら生活できるまでにお金を稼ぐことの難しさは痛ったいほどに実感しています(笑)。

最初は簡単だと思っていましたが、やっぱり今の時代も楽じゃないですね。個人が作品を作って生き延びるという生活は。

 

しかしながら、無名であってもアーティストたちの貢献度というのは、数字ではなかなか計り知れないものがあります。

僕もたくさんの無名なクリエイターたちから影響を受けてきましたし、彼らがいなかったら間違いなくいま僕はこうしてブログを書いてはいません。

それにこれからの時代はよりアーティスト、というよりも個人で活動する人ですかね、が増えていくことでしょうから、早いうちに彼らの活動を国レベルでも、個人レベルでも支られる仕組みが整って欲しいものです。

僕も資金的な援助がいまでも欲しいときがありますからね…(笑)。稼げるようになったら次世代に投資する余裕も持ちたい!!

アーティストとして生活するのが難しい世の中。

僕は専門学校を中退して1人で仕事を手にすると決断したとき、いま想像しているよりもっと楽に達成できるものだと思っていました。トントン拍子で稼げるようになるのかな、と。

ところがどっこい。実際はアーティスト(個人活動)として生活できるまでにお金を稼ぐのは、とっても苦労がいることを経験しました。

 

彼も最初はアーティストになると決めたとき、僕と同じように「うまくいくさ!」と自信満々だったそうですが、はやり実際に活動してみたことでその難しさを実感したと言います。よく分かりますねぇ…彼の気持ちが。

「アーティストは経済にどう貢献し、私たちは彼らをどう支えられるか?」を見た感想【TED】

僕はゴッホの絵が好きですが、彼は生涯で一枚しか絵が売れることがない、死ぬまで貧乏画家でした。しかし、今ではその絵に数百億円の値が付けられていますよね。

アーティストは社会に多大なる影響を与えるのにも関わらず、現代に至るまで多くのアーティストは本業だけでお金を稼ぐことができず、最終的には副業が本業になってしまう人までいるのが現状です。

「アーティストは経済にどう貢献し、私たちは彼らをどう支えられるか?」を見た感想【TED】

僕は実家で暮らしているので副業することなく生活できていますが、もしそうでなかった場合はこの活動以外にも仕事をしなくてはならなかったでしょう。

先のことは分かりませんが、これから先もしかしたら副業が本業となってしまうことも考えられます。

もちろんそこに僕が時間を割く価値を見いだせれば話は別ですが、ただ生きていくために働かなくてはならない状態には陥りたくないですね。

そうはならないように色々と考えています。

専業アーティストになれる割合。

こちらは芸術芸の学校を卒業した人たちのうち、アーティストを専業として生活している人たちの割合です。学校で芸術を専攻したのにも関わらずなんと9割以上が進路を変更しているそう。ひょえぇ…。

「アーティストは経済にどう貢献し、私たちは彼らをどう支えられるか?」を見た感想【TED】

僕はWebデザインの専門学校を卒業しましたが、当時の就職率は9割以上でした。ちょうどこのデータの逆バージョンでしたね。まぁ僕は中退したのでどちらにも入ってませんが。

プロの世界といえばこんなものかもしれませんが、学業として専門的に学んだ結果がこれだと考えると、社会でアーティストが金銭的に恵まれた環境に置かれているとは考えられません。

おそらく就職したメンバーも何人かは会社をやめて違う仕事をしているので、いかにものづくりの世界で生活するこが厳しいのか、この世界に身を置いている人であればしみじみと感じることでしょう。

お金稼ぎを目的にするなら話は別なんですけどね。自分のプライドを捨てて言われたものを作り続けるならいくらでも生きていけますから。

だけどそうではなく“自分の信念”みたいなものを持っているクリエイターはやはり厳しいのが現状です。でも、本来アーティストのあるべき姿は後者なのではないでしょうか。

芸術活動にあてられる基金の比較。

国として芸術活動に対する理解度はどれほどのものかというのを、ヨーロッパとアメリカで比較していましたが、アメリカは1億4600万ドル(150億円くらい)とかなり低いみたいですね。日本はどうなのか気になりますな。

「アーティストは経済にどう貢献し、私たちは彼らをどう支えられるか?」を見た感想【TED】

ヨーロッパだとイギリスは国立美術館を無料で解放している場所もあるので、芸術に対する価値というのはアメリカ以上に認めれているようです。

 

で、この芸術基金がどのくらい低いのかというのをアメリカの国防予算1兆ドル(約100兆円くらい)と比べていたのですが…。

もしこの内からたったの0.05%を芸術基金にあてることができれば、8万人以上のアーティスト全員に5万ドル(約500万円)の年俸が払えるようになるのだそう。たったの0.05%でこれだけの支援ができるってことは…

「アーティストは経済にどう貢献し、私たちは彼らをどう支えられるか?」を見た感想【TED】

「アメリカさん、どれだけ国防にお金を費やしてんねん。」と突っ込みたくなりますね。もちろん大切なことですから、すべてを否定することなんてできないのですが。

芸術に投資する国家予算を見ても分かるように、まだまだ芸術に対する価値というのはこの程度としか認められていないということが数字にも現れています。残念ですが、アーティストはこれを承知で活動していき、芸術がどれだけ社会貢献できるのかを証明していくしかないのかもしれません…。

くそぅ…悔しいけれど俺はやってやるぜ!!!

お金があればいい作品が作れるのか?

芸術家を安定した生活ができるよう環境を整えることはこれからの課題であり非常に重要なことではありますが、僕はお金が豊富にあるからといっていい作品が作れるとは思っていないんですよね。

先ほどのゴッホの作品の話に戻りますが、彼の絵は現代になって認められた価値ではありますが、その金額が彼の作品の価値を本当に表しているかというととても懐疑的ですよね。

だって、彼の作品は今も昔も、あるがままでそこにあったのですから。

それなのにですね、みんなが寄ってたかって賞賛して人気が高まったから金額が上がる…というのは、本質的な芸術作品の価値ではないような気がするんですよね。

もちろんそれも芸術活動の1つの側面ではあるのでしょうが、ピカソのように有名な画家になって大金持ちになることがすべての芸術家のあり方ではないと思うし、芸術の本質的な価値がそれだけになってしまうと、なんだかとっても悲しく思います。

「アーティストは経済にどう貢献し、私たちは彼らをどう支えられるか?」を見た感想【TED】

僕からすると芸術作品というのは、社会はまだ気づいていないが、だが価値のあるものだと自分が信じているモノを作品として表現することのほうが、なんだかとってもカッコいいし、芸術の本質を表しているような気がします。

起業家の孫正義さんも昔は画家になりたかったそうですが、彼は「展覧会を通じて有名な画家になるより、自分が本当に描きたい絵を描ける画家になりたかった。」と語っていまして、ここに僕は大いに共感したのでした。

 

お金は芸術家を支える基本です。現状はアーティストが満足いく活動ができる環境が整っていないことを考えると、もっと投資するべきでしょうな。

しかし、僕個人としてはお金稼ぎを目的としたアーティストが増えるようでは本末転倒だなぁと思ってしまうので、うまくバランスを取りながら、アーティストがお金ではない目的を持って伸び伸びと活動できる社会を目指したいです。

 

ちなみにですね、僕はこのTEDの記事をお金や視聴者の数を関係なしに書いていますが、それはもちろんめっちゃ楽しいからです(笑)。

そしてもちろん、TEDには社会にはまだ認めれらていない価値が眠っていると信じているからこそ、僕はお金が稼げなくても記事を書き続けているのです。

将来これが僕の活動の幅を広げてくれたらそれはもちろん嬉しいですが、それを目的にしてしまうと記事が書けないんですよね、不思議なことに。

だからお金が稼げなくても、たとえ視聴者がいなくても、TEDの価値が死ぬまで広まらなかったとしても、僕はゴッホのようにこうして記事を書き続けていこうと思っているのです。

 

社会の価値観に惑わされることなく、貧乏で社会的地位が低いところにこそ、本当の価値を見出せる人間でありたいものですな。