「偽物のハンドバッグがテロや組織犯罪の資金源となる仕組み」を観た感想。

「偽物のハンドバッグがテロや組織犯罪の資金源となる仕組み」を見た感想。【TED】
Thanks to our advertisers


僕は高級ブランド品には興味がないんだ。

だけど高校生のとき、同級生が高級腕時計や高級バッグ、高級財布を持つようになるのを見て「俺もなにかブランド品を持つべきなのか!?」という気持ちが起こったことなら、何度かある(笑)。

結局、僕にとっては3万円のデッカいDEASELの腕時計が最も高価なブランド品だったよ。4年間ぐらいお世話になっていたけれど、それから高級ブランド品が欲しいと思ったことは一度もない。

その腕時計はもう、捨ててしまったし。

 

偽の高級ブランド品はテロなどの闇組織の資金源になっているんだけれど、こういう問題を取り上げると「偽ブランドを作る奴が悪い(゚Д゚)!」という意見がまず最初にあがるよね。

それはもちろん正しいと思う一方で、僕は「高級ブランド品なんてなければ、そもそも偽ブランド品なんて生まれないんじゃないだろうか?」とも思うんだ。

そもそも「偽ブランド品を作るな!」なんて相手に求めるのは、無理だよね。相手は人を殺したり人身売買を平気でするような人たち。普通の話し合いでは通用しないよ。

だったら、先進国の僕たちが―高級ブランド品や宝石などを尊重はしても―過剰なまでに金銭的な価値を置かなくなったら、闇組織を根本的に解体することができるんじゃないだろうか。

 

相手の責任にして、際限のない規制や取り締まりを行い続けてしまうのか。

それとも、自分たちに責任があると捉えて、一人一人が行動を改めるのか。

僕は後者であり続けたいと思うよ。

Thanks to our advertisers

偽造品を売る人は悪人か。

偽造品捜査官の彼も、組織の犯罪者と出会うときには心臓がドクドクいうそうだ。何回も会っているだろうに、それでも慣れないものなんだね。

「偽物のハンドバッグがテロや組織犯罪の資金源となる仕組み」を見た感想。【TED】

どうやら日本とは違いヨーロッパやアメリカでは、尾行されるだけでなく捜査官だとバレれば銃で殺される危険性もあるから、やっぱり慣れないみたいなんだ。うーん…僕の常識とは環境が違いすぎるなぁ…。

日本でも原宿なんかで「在庫処分セールですー!」と宣伝して高級そうな腕時計を1000円で売っている様子を見たことがあるんだけれど、彼らは別に悪人ではなくて、単にお金稼ぎでやっているだけだったりするんだよね。

彼も捕まえるのはいつも下っ端で、氷山の一角でしかないから組織を解体するには至らないと語っていたけれど、はやり犯罪を取り締まるだけでは―偽造品販売者を監視して逮捕しているだけでは―偽造品が悪いと決めつけているだけでは、本質的な問題解決に至らないってことが、少しづつ明らかになっているんじゃないかな。

そう考えると、偽造品を取り扱う人たちだけが本当に悪人なのだろうかという疑問が湧いてくるんだ。

間接的に犯罪と関わる購入者。

中には「偽造品で安くても、クオリティーに問題がなければ私は満足♪」という人もいるかもしれないね。僕も同意するよ、もしそれが人身売買で売られた10歳の子供が作ったものでないのならね。

「偽物のハンドバッグがテロや組織犯罪の資金源となる仕組み」を見た感想。【TED】

偽造品のメリットは金額が安いことだけど、その裏には安い労働力がなければならないよね。しかも発展途上国での生産とは種類が違って、正規雇用でもなければ非正規雇用でもない、強制労働をさせられているかもしれない。

正直なところ、この実態は僕の感覚では分からないんだ。麻薬で子供が組織に絡んでいる様子なら見たことがあるけど、さらに深い闇の部分があると思うと、もう想像したくなくなるな…。

 

中国では偽造品が一般的に売られていることで知られているけど、もやは中国だけに限られたことではないと彼は警告していたよ。

「偽物のハンドバッグがテロや組織犯罪の資金源となる仕組み」を見た感想。【TED】

日本で買う偽造品はほとんどが中国製だと思うんだけど、偽造品を買うことで自分が間接的に犯罪と関わることになるかもしれないということは、すべての消費者が理解しておくべきことだよね。

あなたが落としたお金で、銃弾が買われるかもしれないのだから。

その銃弾で、人が殺されるかもしれないのだから。

あなたが人殺しの一旦を担うかもしれないのだから。

高級ブランド品への批判が挙がらない。

今回のTEDでは「日常に潜む偽造販売の闇を暴きましょう!」と力強く締めくくり、最後にみんなが拍手喝采で終わって、彼はこれからも「偽造品を作る人たち」を取り締まることで、こうした闇組織や闇市場を解体していくそうだ。なるほど、素晴らしいよね。

でも…ちょっと待った。

本当に偽造品を取り締まるだけで、問題を根本的に解決出来るのだろうか?

 

僕はここで、あえて高級ブランド品を欲しがる人にも批判の声を挙げたいと思うよ。

勘違いしないでね!僕は決して高級ブランド品を買うことが悪いと言ってるわけじゃないんだけど、もっと広い視野が必要だと思うんだ。

高級ブランド品に―100万円のバッグや財布に価値を置くから―この世に偽造品が存在するというのは紛れもない事実だ。悪は偽造品を作る人だけではなくて、高級ブランド品に過大なまでの金銭的な価値を置こうとする、醜い普通の人間の心にも存在しているんじゃないかな。

もちろん、この世には希少なゆえに高い価値が付けられている物は存在するけど、そこにとらわれる必要がどこにあるのだろう。ルビーやサファイアは綺麗だけど、それがなんだろう。100万円の財布と普通の財布に、どれほどの違いがあるのだろう。

あなたがあなたらしくあるために、一体どんな装飾品が役に立つというのか。

この世の金銭的な問題の大半は、実は物質の過大評価に他ならないんだけど、また別の記事でまとめようと思う。

 

僕は決して「高級ブランド品も悪なんだから、みんな持つんじゃないぞ!(゚Д゚)」と言っているわけではないよ(笑)。高級バッグを購入する人たちにもなにか目的があるはずだからね。

だけれども、人よりも特別でありたいという思いや―人よりもいいものを持ちたい―高級ブランド品で自分を大きく見せたいという人間の醜い心が、偽造品を生み出して、高い価値が付けられて、闇組織の資金源として利用されているいう側面があるよねという理解は、先進国の僕たちには必要だと思うんだ。

悪を批判し、正義で対抗しているだけでは、この世界の問題は解決されないことに、TEDをよく見ている人であればもう気づいているもんね。

世界を変えるブランド。

ちなみに僕はApple製品を利用していて、考えてみればこれも高級ブランド品に分類されることに気がついたんだけど、僕がApple製品を利用するのはブランドが高いからではなくて、彼らのビジョンを信じているからなんだ。

先日、AppleのCEOであるティムクックがアップル株の2万3125株を慈善団体に寄付した。それは金額にしておよそ5億5千万円で、彼はインタビューで「すべての人に威厳と敬意を持って接する。」ことがビジョンだと語っていたよ。

Appleはその高い技術力で世界をより良くすることを第一目的としているんだ。

もちろん素晴らしい製品だから高い値段が付けられてブランドになるのは当然なんだけど、彼らはお金稼ぎや自己満足を最優先にしていないから、僕の心を揺さぶってくれるだけでなく、世界中から愛されているんだよね。

 

テクノロジーにはこの世界に平和を―秩序を―平等をもたらすため、その資金や人生を費やしている人たちがいて、彼らのように世界を本質的に変えようと取り組む人たちっていうのは、たとえどんなに小さくて地味であろうとも、宇宙の力が働いて必ず味方してくれると僕は信じているし、僕もその一員でありたいんだ。

 

僕は聞いてみたいな。CMで高級ブランド品を宣伝する人に、どんな目的があるのかと。

僕は聞いてみたいな。高級ブランド品を欲しがる人に、どんな目的があるのかと。

僕は聞いてみたいな。偽ブランド品を作らされている子供は、高級ブランド品について何を思うのかを。

Thanks to our advertisers