「ハイパーリンクはいかにすべてを変えたのか」を観た感想。【TED】

「ハイパーリンクはいかにすべてを変えたのか」を見た感想。【TED】



何度このボタンを押してきたか数えきれない。小学生の頃からハイパーリンクに育ててもらった僕は、今でも1日に300回以上は押している。

そして初めてハイパーリンクを作成できるようになったときに喜びを思い出した。クリックして指定のページに飛べたときには、もう感動的だった(笑)。プログラマーあるあるだ。

 

今では当たり前のように使うようになったこのハイパーリンク、言われるまで気付かなかったが確かに革命的なアイディアで、Web上に散らばる莫大な情報を1つにまとめるだけでなく、分かりやすく整頓することができるようになった。

その起源は第二次世界大戦後の1945年にまで遡る。最初は“情報を繋げる”という個人のためのライブラリだったが、それからコンピューター同士が繋がるようになり一般的なものになった。おなじみ、インターネットの誕生だ。

そしてAppleが1987年に「HyperCard」というソフトウェアを開発したが、この時期はジョブズがCEOから離れてすぐの時期だったから、もしかしたらユーザーインターフェースに関心を寄せていた彼も携わっていたかも知れない。

 

そしてハイパーリンクが面白いのは「ストーリーが1本道ではない」という点にあると教えてくれたが、今となってはWeb上で当たり前となっている概念だから最初はピンとこなかった。だが考えれば考えるほど、複数の選択肢があることの素晴らしさを実感する。

「ハイパーリンクはいかにすべてを変えたのか」を見た感想。【TED】

かつての人々は情報収拾するために本を使っていたが、書籍は誰かの手によってまとめられているから、逃げ道がない。またそれが正しい情報かどうかを確かめるのも、なかなか難しい。専門家に意見を聞くのも一苦労だったはずだ。

昔の本には社会的地位のある人や、学歴の高い人の著書が目立ち、専門的な言葉遣いをしている本が多いのはそのためかもしれない。正直、僕の頭ではついていけない本ばかりだった。

あなたが見ているこのWebページから飛べるリンク先は10個以上存在しているが、どれを選ぶかはあなた次第だ。僕は強制的に「次はこのページに行きなさい!」と指定はしないし、そんなことをされたらあなたも嫌になってしまうだろう。

また現在はWebから離れることもできるから、読者は100を超える選択肢を常に手のひらに持っている。そう考えると、ハイパーリンクの誕生はなんて素晴らしいのかよく分かる。ほんの50年ほど前なら考えられなかった。

 

情報の選択肢が増えることで僕たちを偏った思考回路から―偏見や差別的な考え方から解放してくれる一方で―受け身になる頭でっかちになるから要注意だ。

僕もWebサイト上をなんの目的もなくウロチョロした経験がある。更新されないTwitterを何度も更新していたこともある。Facebookで友達の動向を気にしていたこともある。

今では情報の量ではなく、質をコントロールできるようになった。おそらくYouTubeではなくTEDのような“情熱を持って取り組んでいる人たち”に毎日触れているからだ。

僕にとって、今ではある意味TEDがハイパーリンクだ(笑)。彼らは人々を繋げるアイディアをシェアしている。同じように僕も彼らのアイディアを盗んで、人々を繋ぐアイディアを生み出していきたい。