「軍隊はいかにして気候変動に立ち向かうのか」を観た感想。【TED】

「軍隊はいかにして気候変動に立ち向かうのか」を観た感想。【TED】



日本の自衛隊が被災地などで救援活動をしている姿を見ると、本当に頭が下がる。

日本の軍隊—いや、自衛隊をこうした戦争ではないことに派遣するというのは、きっと今も世界中で戦っている軍隊の人たちが本来やるべきことであり、あるべき姿であろう。

日本で暮らしていると、いわゆるアメリカやロシアや中東での“軍隊”がどういう位置付けをされているのか、なかなか把握しにくいところがあるから、アナウンサーが原稿をただ読んでいるだけのニュースを耳にするだけではなくて、実際に現状をよく知る人から話を聞けるというのは、本当に貴重なことだ。

まだまだ気候変動については知識は乏しいから、少しづつ学習していきたい。

中東の気候変動がもたらす影響。

彼は気候変動には様々な要因があることを指摘しながらも、水が最も大切な資源であるということを強調していたけれど、それが安全保障のための軍事的な行動に大きな影響を及ぼしているのには理由があるようだ。

「軍隊はいかにして気候変動に立ち向かうのか」を観た感想。【TED】

その影響が顕著なのがシリアで、アサド政権の「市民は自給自足しようぜ!」という政策が裏目に出たらしい。もちろん独裁だから「すいません!ここは乾燥地帯だから、水を使いすぎると生活が余計苦しくなりますよ!」とは誰も言えなかったようで、結果として、やはり水不足に陥ってしまった。

しかし問題はそれだけではない。水不足に陥った農民80万人が都市部に流れ、そこが過激派の温床になってしまったそうだ。

「軍隊はいかにして気候変動に立ち向かうのか」を観た感想。【TED】

これまで気候変動の取り組みと聞いたら、単に自然現象を改善することくらいにしか捉えていなかったから、まさか気候変動がこれほど政治や軍事、つまり戦争にも影響を与えて利用されることがあるだなんて、ちょっと驚いてしまった。

特に中東での出来事については、普通に日本で暮らしてきた僕にはとても疎い。ヨーロッパで暮らす人々はきっと移民が流れてくる影響で多少は敏感なのかもしれないけど、海に囲まれた島国で暮らしてきた日本人の僕には、はやり実感が湧かないのだ。

だからといって、中東やヨーロッパの感覚に合わせる必要もないだろう。相手の環境を把握することはとても大切だが、それ以上に日本の優れた仕組みをそのまま広められないかと考えることが、僕たちにできる最もパワフルな取り組みなのではないだろうか。

市民が声を挙げることの重要性。

僕はこうした社会問題を目にしても「政治家はなんて無能なんだ!」とか、「よっしゃ、市民運動を始めてみんなに呼びかけよう!」とは思はない。過激な発言や扇動するような行動は、同じくらい反発のチカラを生むからだ。対立を作り出すのではなく、すべてを包括する柔軟さや賢さがなければいけないと思っている。

だけれども、市民がこうした問題に声を挙げることはとても重要で、彼も「市民が語りかけなければ、政治家は先導できない」と指摘していた。市民の関心が薄いと、どんなに重要な取り組みであってもその政治家に票が集まらないからね。

「軍隊はいかにして気候変動に立ち向かうのか」を観た感想。【TED】

このバランスは本当に難しいのよね…。

僕がもし、今から人々の注目を一瞬で集めようと思ったら、YouTubeで過激なことをしたり最新のiPhoneやらを紹介するのが一番成果が出やすく、効率もよい。すぐに関心を集めることができるだろう。

だけれども、なんか違うんだよ。もちろんYouTubeをやるのはいいアイディアだし、僕もいずれ参戦してなにか始めてみたいと思っている。

だけれども…なんというか、人から注目を浴びているようではダメなんだよね。こう…乾燥した地面に水がゆっくりと染み渡っていくように、ジワジワと効果のある取り組みが必要で、いきなり大量の水を流しても奥底にまで染み渡らないと思うんだ。

僕は彼のように、地球にとって正しいこと—いや、最適と言い換えようか—に取り組む人を、影でソッと、しかし力強く支えていきたいと思っている。

大きな影響力は持たないかも知れないけれど、重いギアをゆっくり動かすような取り組みをしていきたい。そのほうが、勢いが付いたとき軽くなるだろう。

地球はなにも気にしない♪

地球は誰が大統領であるとか、誰が戦っているとか、誰が殺し合っているとか関係なしに、温暖化していけばどんどん氷の水は溶けていくから、やっぱり地球規模の視点を持たないとこの問題を本質的に解決することはできないだろうね。人間の争いごとに巻き込まれてちゃダメなんだ。

「軍隊はいかにして気候変動に立ち向かうのか」を観た感想。【TED】

僕はこまめな節電から始めてるよ。小さいことに意味はないというのは大間違い。大きなことは小さなことから成り立つのだ。電気代が節約できるだけでなく、こうした自然現象に対する意識も芽生えるからね。

 

戦う軍隊ではなく、助ける軍隊。
守る軍隊ではなく、改善する軍隊。
自国のためではなく、地球のための軍隊。

そんなあり方が理想的だ。