「民主主義はなぜ大事なのか」を見た感想。【TED】

民主主義が大切な理由



私は共和国、そして民主主義に忠誠を誓った!
My allegiance is to the republic, to democracy!

スター・ウォーズ3/シスの復讐

これは映画『スターウォーズ3』で、ダークサイドに落ちてしまったアナキンの狂言に対し、オビワンが進むべき”正しい方向”を直接的に示した心を打たれるセリフでした。印象的でカッコいいシーンでしたよね。

それほどまでに民主主義であることは、大切なことなのでしょうか?

 

僕は「民主主義とはなんぞや?」って事すら理解していなかったんですが、アメリカの大統領選などを見ているうちに少しずつ興味を持って、日本の政治制度にも関心を持つようになりました。

ほら、日本って国民が選挙で政治家を決められても、首相を決めることはできないじゃないですか。でも、アメリカは大統領を国民が直接選べるんですよね。

でもって、どちらも民主主義なんです。

宮川 輝
はて…どっちがよい方法なのだろうか?

という問いに、今回のTEDはとてもぴったりな回答をしてくれました。

 

大切なのは単なる『民主主義』という構造をとることではなくて、公平や自由であること、一人一人の尊厳を大切にするという姿勢をとることなんですねぇ。

ほんと、勉強になります。アホな僕でもこんな知識を得られる時代ですから、きっと民主主義はいい方向に進んでいくことでしょう!

いや、俺が進めていくぜ!!!

民主主義にも色々ある。

『民主主義』といっても世界にはこれだけの種類があるようです。Wikipediaに載っているリストをざっくりとまとめました。

  • 直接民主主義
  • 間接民主主義
  • 自由民主主義
  • 宗教民主主義
  • 社会主義
  • ジェファーソン流民主主義
  • ジャクソン流民主主義
  • 草の根民主主義

気になるのは『社会主義』が民主主義の一覧に入っていることですよね…。

 

基本的な思想は一緒でも、社会主義には「財産(資本といった経済分野)もできるだけ平等にしよう!」といった思想も含めたもの、という解釈で間違いないような気がします。中国がそうですよね。

でもって、共産主義の場合は「まず財産を平等にしなくてはならない!」という思想のもと生まれたもの、という解釈でいいのでしょう。まぁ、共産主義という名の下で1億人以上が殺されているのは、ご存知の通りです。

 

あと、日本のお隣でミサイルをブッ放しているお国があるじゃないですか。

あそこ、なに主義だと思います?

国民の尊厳なんてまったくないから…

きっとあの国は、独裁主義に違いない!

そう思われますよね。でも、違うんですよ。

正式名称は…

宮川 輝
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> 朝鮮民主主義人民共和国です! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

なんと民主主義でもあり共和国でもあるという、お優しいお雰囲気のお国のお名前にはなっています。

民主主義なので、もちろんトップも選挙で決めているそうです。まぁ違う人に投票しちゃったらどうなるのかは…ご想像にお任せします。

 

それくらい、民主主義といっても色々な種類があって、捉え方も政策も違うということですね。

大切なのは民主主義によってもたらされる結果ではない。

これだけ捉え方が違うと、「民主主義って本当に理想的な思想の形なの?」って思いますよね。

つい最近だと、アメリカの大統領選挙で暴言や差別的発言を繰り返すトランプ氏が当選してしまったことによって、今の民主主義への疑いがより深くなる人が出てくるのも仕方がないように思われます。

僕もやっぱ、トランプ氏が当選したときは「マジか…」ってなりましたからねぇ…。今はワリと応援していますが。

 

民主主義は手段ではない

こうした問いに対して、今回のTEDのトーク者であるイギリスの政治家は「民主主義を手段として、結果を求めるべきではない。」と釘を打ちました。

つまり、僕みたいにアホな人ってのは「みんな平等だよね!」という民主主義の理想によって、必ずいい結果が得られると勘違いしてしまうんですね。

 

めっちゃ変な話ですが、例えば「高校の文化祭でなにをするか決めよう会議!」が開かれたとしますよね。いいですか、学校という小さな民主主義をイメージしてくださいね?w

んで、僕は「駄菓子屋さんをやりたい!」と言いました。ところが、クラスで「男の女装喫茶をやりたい!(狂言)」という意見が出てきました。そして、多くの人が『女装喫茶』に投票して決まってしまいました、と。

ここでもし、僕が民主主義の本当の意味を理解していなかったとしたら、でた結果に対して「意見を出したあいつが悪い…」とか、「仕切ってるリーダーが悪いんだ」「クラスメイトはバカなんだ」と愚痴をこぼします。どうでしょう、学校に何人かいましたよね。

 

社会もおんなじで、民主主義によって満足した結果が求められると勘違いしている人っていうのは、それがもたらされないと改善策を出すわけでも、具体的に行動に移すわけでもなく、ただ状況や人が悪いと不満をこぼしてネガティヴなエネルギーを社会に拡散してしまうのです。

だいたい社会や政治に不満を抱いている人ってのはここを理解していないんですよねぇ。つまり、正しい答えが理想によって実現できると思っちゃってる。

かくいう僕も、自分の学生時代を振り返ってみるとやっぱり文句を言っていた気がします…。「俺とちがう考えだから、悪い結果が出たんだ!」みたいな(;’∀’)w。

そんなことしたって状況はなにも変わりゃしないのに。だったら一人でなんか始めてみろ!って話なんですよね。

気づくまで22年も掛かったぜ…。゚(゚´Д`゚)゚。

民主主義とは、理想で形をつくるものである。

つまりですね、民主主義というのは一人一人に個々の尊厳があり、公平な選挙権で国を動かす権利を持っているという、みんなが目指すべき理想が思想となったものであって、それによってなにがもたらされるかなど元から保証されてるものではないんです。

民主主義はそれ自体が重要

これは合理的な手段で結果を求めている今のビジネスと大きく違うところですね。

 

でも世の中を見ると、そう勘違いしている人、多いですよね。そして政治家も、あたかも「国民の意見を”絶対に”反映させます!」と言わんばかりに胸を張っている人ばかり。

敏感な人は「そんな保証、どこにあんの?」って気づきますよ。まぁ、なので失敗してしまうとペチョンペチョンに叩かれてしまうのですけどね。

もっと正直に「出来ないかもしれないけど、全力で頑張ります!」って言ってくれた方が、僕としてはよっぽど信頼できるんだけどなぁ…。

 

トランプ氏の大統領選はここが上手かったですよね。理想を語るだけの普通の政治家とは違って、理想を形にするための現実的な手段を国民に提案してきた。

民主主義という理想で隠れてしまっていた、国民が本当に求めていること(例:麻薬犯罪を減らしたい!)を、直接的に刺激した(答:壁作ればいんじゃね?)からこそ、今の社会に疑問を抱いている人が希望を持って投票しちゃったワケです。

良いか悪いかは別にしても、賢いですよね。さすがビジネスマンって感じです。

民主主義の発展には、政治家と国民の協力が必要。

今回のTEDでは締めくくりとして、「民主主義をより良い形で発展させていくためには、政治家と国民の協力が必要不可欠だ。」と力説していましたが、まさにその通りだなぁと。

今の社会はあまりにも国民が政治家を信用してなさすぎる。そして政治家も正直なことを言わなすぎる。みんな完璧であろうとしすぎてる。

だからやっぱり『本音をいうこと』って大事だと思うんですよね…。役割を演じる必要なんてないのになぁ。

 

国民だからとか、政治家だからとかいう前に、みんなが一人の人間であることを忘れてしまうと、理想を目指すはずの民主主義が成り立たなくなってしまうでしょう。

だってさ、中国のように政府が国民を管理するような主義思想の国に、なりたくないじゃないですか。

政治家にだって分からないことはあるし、失敗するのなんてあったり前ですよ。で、国民だって判断を間違えることもあるでしょう!

そう思えば、お互いを信頼できます。で、ミスしても「仕方ないよね」って批判はしても足を引っ張ることなく、次の改革に取り組めます。

政治家と国民がお互いを信頼し合っていくこと、これがよりよい民主主義を築いていいく上で絶対に欠かせませんわな…勉強になりました。

ということで、今回のTEDトークをどうぞ!

凡人の僕にできることは、政治に口を出すよりもまずは自分自身の理想を目指すことですかね。

理想的すぎることをやりましょう。それが民主主義なんですから!