カラオケの採点で高得点を取れても絶対に歌が上手くはならない決定的な理由

カラオケの採点は関係ない!



宮川 輝
「カラオケの採点で高得点が取れるようになりたい!」

僕も昔はカラオケに行ったら必ず採点機能を入れて、とにかく高得点が取れるように頑張って歌っていました。

でも音楽教室に通いプロからボイトレを教わるようになって、カラオケの採点で高得点が取れても絶対に歌が上手くはなれないということに気がついたんです。

それ以来、僕はカラオケに行っても採点機能を入れず、とにかく自分が表現したいような歌声で歌うようになりました。

すると、これまで出なかった高音(ミックスボイス)が出せるようになったり、音程を間違えずにはっきり発音できるようになったりと、採点を意識しなくなったことで歌が上手くなっていきました。

多くの人は、採点で高得点を取ることが歌の上手さに繋がっていると勘違いしているのですが、実際はそうではなくて、歌にどうやって感情を込めるのかによって歌が上手くなるかが決まっています。

そこで今回は、そんな多くの人が勘違いしている『カラオケの採点』と『歌の上手い』の関係性を明確にしていきたいと思います。

そして「なぜ高得点を取っても歌が上手い人にはなぜなれないのか」という決定的な理由も紹介していきます。

もしあなたが本当に歌が上手くなりたいと思っているのなら、カラオケの点数なんて気にする必要はありませんよ!

カラオケの採点で高得点を取れても、歌が上手い人にはなれない決定的な理由。

『歌が上手い人』と『カラオケの点数』の関係

『歌が上手い人』と『カラオケの点数』の関係

まず、カラオケで多くの人が勘違いしているのが『高得点を取った人 = 歌が上手い人』という関係性です。

僕も昔は点数ばかり気にして歌っていましたが、いくら採点で高得点を取ったところで、歌が上手い人には絶対になれません。

これは僕がこれまでプロからボイトレしてきた経験からも、確信を持って言い切ることができます。

それはなぜかを話す前に、あなたはカラオケで採点を入れながら歌っているとき、こんな違和感を感じたことはありませんか?

  • 高得点を取ったんだけど、歌っていて全然気持ちよくない。
  • 流れてくる音程ばっかし気にしながら歌ってるなぁ。
  • 適当に歌ってたのに、なぜか平均点以上とれてしまった。
  • カラオケで採点を入れる意味が分からず泣きそう…。

僕も昔は高得点が取れたら嬉しいことは嬉しいのですが、これらの違和感だけは無くなりませんでした。

このように「カラオケの採点に意味はないんじゃないか?」と気づけたあなたは、まず『歌』という言葉の意味を理解しましょう。

これが分かればカラオケの採点を意識することはなくなりますし、歌が上手くなるのも早くなるはずです。

そもそも歌ってなんだろう?

そもそも「歌う」という言葉にはこうした意味があります。

「うた・歌う」の語源は、折口信夫によれば「うった(訴)ふ」であり、歌うという行為には相手に伝えるべき内容(歌詞)の存在を前提としていることもまた確かである。徳江元正は、「うた」の語源として、言霊(言葉そのものがもつ霊力)によって相手の魂に対し激しく強い揺さぶりを与えるという意味の「打つ」からきたものとする見解を唱えている。
Wikipedia

つまりは自分の魂を相手にぶつけて、相手の魂を揺さぶる行為『うった(訴)ふ』から歌うという言葉が生まれました。

このことから、歌が上手い人とは相手の感情を揺さぶることができる人と定義することができます。

カラオケマシンに感情はない

では、カラオケマシンの採点機能ではどうでしょうか。

あなたの歌声によって、この鉄の塊であるカラオケマシンの感情を揺さぶることができますか?

カラオケマシン

あなたの歌を届けている相手はこれです。

僕はこれまで「採点で高得点を取れるんだから、それは歌が上手いってことじゃないの?」と思っていたので、この意味が全くわかりませんでした。

だからいつも採点機能を入れて、高得点を取ることばかり意識して歌っていました。

でも、プロから『歌に感情を込める意味』を学んだので、今ではカラオケの採点にこだわることはありません。

同様に本当に歌が上手いプロのアーティストは、カラオケマシンには感情がないので採点してもらうことに意味がないことを知っています。

それでも『音程』や『ビブラート』など、カラオケの採点には点数をつる要素がいくつかあるのですが、プロとボイトレしてきた僕からすれば、こんなのは小手先のテクニックに過ぎません。

精密採点DXは「音程」「安定性」「表現力」「リズム」「ビブラート&ロングトーン」の5項目をそれぞれ100点満点で採点し、総合点を出します。
これらの重要度は
 音程 >> 表現力 ≧ ビブラート&ロングトーン ≧ 安定性 >> リズム
となっています。
精密採点DX

また評価基準の中に『表現力』とありますが、感情のないカラオケマシンが一体なにを持って表現力としているのかに、大きな疑問を抱いてしまいます。

歌に点数をつけてもらうのは機械ではなく、人間にしてもらうべき。

綺麗な歌声を聴いている様子

歌の点数は人につけてもらおう!

このことから、カラオケマシンに点数をつけてもらうことなんて無意味だということが分かります。

なので高得点を取られている方は自信を持ってもいいと思いますが、点数が低かったとしても自信をなくす必要はまったくないんです。

むしろあなたの声は『機械には分からない唯一無二の歌声』ということですから、自信を持っていいくらいだと僕は思っています。

そして、もし歌に点数をつけてもらうなら、カラオケマシンではなく聞いている人につけてもらいましょう。

ちなみに僕は歌を”アート”だと思っているので、数値化することにあまり意味はないと思っているのですが、それでも評価するときは『心を揺さぶられたかどうか』というこの1点だけを見ています。

それに、人の心を揺さぶるのは歌声だけじゃないんですよね。

歌声はもちろんですが、例えば歌っている人の立ち姿など全体として見たときに初めて心を揺さぶられるんです。

プロのアーティストの曲でもCDで聞くより、ライブに行って生で聞いた方が感動が大きいですよね。

あれは生歌だからというのもありますが、それ以上に歌っている人の姿が見えるというのが、自分の心を揺さぶってくれる大きな要因の一つになっていたりします。

ですから、機械であるカラオケの採点機能で歌の上手い下手を判断してはいけません。

歌が上手くなりたかったら採点ではなく、感情を込めることに集中しよう!

歌は感情表現が大切

歌は感情表現が大切!

これまでのお話で、いかに機械が歌を評価して点数をつけるのが無意味なことか、お分かりいただけたかと思います。

なので、もし本当に歌が上手くなりたいと思うのであれば、カラオケで採点機能を使わずに感情を込めて歌うことに集中しましょう。

僕はこのやり方で格段に歌のスキルを伸ばしていくことができました。

もちろんプロから教わっていたので、ミックスボイスなどのスキルが身についたことによって表現力が広がったというのも大きいのですが、やはり一番大きいのは『歌は感情が大切なんだ』ということに気づけたからだと思っています。

採点を入れると音程を出してくれるので便利ではありますが、そればっかり意識しているといつまでたっても歌の根本である”感情を表現する力”が磨かれていきません。

なので是非、カラオケの採点に惑わされることなく歌ってください。

そして、もっと表現力を磨きたくなったらプロから教わってみてください。

多くの人が正しく出せていないミックスボイスで高音を出せるようになると、表現の幅がグンと広がってより感情も込めやすくなるはずです。

そして、いつの日か聞いてる人から「あなたの歌に感動させられたわ!」と言わるようになったら、カラオケの採点点数が鼻クソくらいに思えてくるはずですよ。