「ものは少なく、幸せは多めに」を観た感想。【TED】

「ものは少なく、幸せは多めに」を見た感想。【TED】



僕がモノが少ない方が幸せになれると感じたのは、たぶん20歳を過ぎてからの頃から。

専門学校を中退して「さぁ、これから何をして生きていこうか…。」と考えたとき、沢山の洋服を持っていることや、昔の記念品やグッズを保存しておくこと、過去の重たいアルバムを何十冊も残しておくことなんかは、どれも不要に思えてしまったんだ。

実際、家族アルバムは全部デジタル化してしまったし、おかげでとても身軽になれたよ。スマホでも見れるからめっちゃオススメだぜ!

1万枚の写真をスキャン!家族アルバムをデジタル化する効率的で簡単な方法。

 

消費社会に流されてしまうと、いつのまにか「もっとあれが欲しい…これが欲しい…!!」とモノで自分を満たそうとしてしまうから、そんなときは一歩立ち止まって、自分に問いかけてみよう。

「私は本当に、この商品が必要なのだろうか?」と。

「この商品で、私は本当に幸せになれるのだろうか?」と。

「この幸せは、続くものなのだろうか」と。

使わないものに囲まれる生活。

僕の父親はとにかくモノが捨てられない人で、昔は押入れに「これでもかッ!!」ってくらいの使わないものがぎゅうぎゅう詰めにされていたのを思い出した。もう70歳なので人生設計を改めたのと、引っ越しをした影響もあって今では少しづつ整理されてきたんだけどね。

また友達のおじいちゃん・おばあちゃんの家に行ったときもたくさんのモノで溢れかえっていたのも思い出した。田舎にある大きな一軒家だったけれど、モノがみっしりと詰まっている家だったな。それでいて使っている形跡がなかったから、たぶんコレクションだったのかもしれない。

正直なところ、僕はたくさんのモノに溢れている家を見ると「こんな家・部屋には住みたくない」と思ってしまうのだけれど。

 

アメリカでは50年前と比べるとなんと3倍以上のスペースがモノで溢れかえっているそうだ。以前取り上げた「依存症―間違いだらけの常識【TED】」ではアメリカでは家の床面積が増加する一方で、人々の幸福度は減少していると紹介されていたね。

「ものは少なく、幸せは多めに」を見た感想。【TED】

モノが溢れかえったことによって、なんと220億ドルにも及ぶ新しいビジネスが誕生したそうなんだけど、こうした人々のニーズに合わせるビジネスは必要だと思う一方で、本質を見極めないとただの金稼ぎで終わってしまうのではないだろうかと、疑問を持ってしまうんだよね。

 

「どうやらみんな荷物がいっぱいみたいだぜ!倉庫を提供するビジネスを作ろうや!」

これでも上手くいくんだろうけど、というよりこの方がヒジネスって上手くいくはずなんだけど、やっぱりなんか違うよね。

倉庫を貸し出すビジネスは本当に人々を幸せにしているのかな。たくさんのものを貯めておくことが地球にとって―人々にとって役に立つのかな。不要なものを必要な人に貸し出したりできないのかな。

同じビジネスをやるにしても、しっかりと本質が見極めてやることが大切だ。

少ないことで、豊かになる。

僕は専門学校を中退してから、昔集めていたアニメグッズやアルバムなどを処分and整理したし、洋服はもうすべて1つに揃えてしまった。毎日着る服で悩むことは、僕にとってなんのメリットもないことに気が付いたからね。

こうした経験を経て分かったのは、ものは少ないことで豊かになれるということだったんだ。

例えば、あなたは新しい洋服を買ったとする。その瞬間は「やったぜ、欲しいものが手に入った♪」と幸せに感じることだろうけど、それも長くは続かないよね。1年、2年したら、どうせまた新しい洋服が欲しくなってしまうんだ。

だったら、こだわりのあるものはお金をかけて使い続ける。必要じゃないものは買わない。モノをできるだけ持たない・減らすためにできることを探す。

そうすることで、いま僕は物質欲から本当に解放されているんだ。車も家も欲しいとは思わない。必要なときは来たら考えればいい。

つまりモノを減らすことで、“あったらいいな”や“いつか使うかもしれない”という欲求を手放すことに成功したんだ。これは大きな変化だったね。

 

そして結局のところ、僕たちはモノで自分の幸せを埋め合わせることは一時的にしかできないってことがよく分かったよ。

新しい家、新しい車、新しいパートナー。どれも魅力的に見えるけれど、手に入れたらそうでもないと実感する。どうせまた新しいものが欲しくなって、それを繰り返すだけ。そんな人生、虚しいよね。

いわゆる消費社会が成り立っているのは、人々がモノに自分自身を見出そうという努力が上手くいってないからなんじゃないかな。

モノを大切に使う精神はとても大切だけれど、使わないモノをずっと保存しておくことは、本当にモノを大切にすることではないはずなんだ。

モノは持つことにではなくて、なにか価値あることに―他人のために役立てることで初めて本物の価値となると僕は信じているよ。

買う前に考えよう、本当に必要なのかと。

僕たちは消費社会を否定するのではなくて、この中で本当に大切なものを見極める力を付けなくてはいけないと思っている。

例えば、ブランド物の高級バッグ。それを買うことで格差が生まれるよね。中国にはコピー品がたくさん出回っているけど、悪いのはコピー品を作る側なのか、ブランド物を持ちたがる人間のマインドなのか、どっちなんだろうね。

 

ある一定の段階に達したら、僕たちは“モノで幸せは買えない”ということに気付かなくてはいけないと思うんだ。お金も同じだね。

お金やモノは、いくらあっても僕たちの心を満たしてくれることのない底なしの沼だ。一時的に蓋をしてくれるけれど、またすぐに次のものが欲しくなってしまう。

だから、僕たちはモノなんてなくても完璧なんだということを、僕はカウンセリングを通していつも話している。

もちろん、生きていくためには食料も必要だし、洋服や家も必要だ。水やガスだって必要だね。

だけど不必要なもの―つまり生きるための―人生にとって必要じゃないものって、多分あなたの家にもあるんじゃないかな。この機会に探してみるといいよ。

僕も改めて自分の押入れを見てみたけど、使わなくなった掃除機とか、お皿とかが見つかって処分したよ(笑)。とてもいい機会だった。

 

買い物をする前に、一歩立ち止まって考えよう。

「ものは少なく、幸せは多めに」を見た感想。【TED】

たくさんのモノで溢れている今の時代で本当の豊かさを手に入れるためには、心の底からYesと言えるモノだけを選択する力が必要だ。そしてNoを言える力もなくてはいけない。

たくさんのモノで埋もれて人生で大切なものを見失わないよう、捨てる勇気も持てるようにしよう。