社員を日本一幸せにした「未来工業」から、結果を出すためのヘンなきまりを学ぶ!

未来工業の「日本一社員が幸せな会社のヘンな決まり」を読んだ感想です。
Thanks to our advertisers


「起業して収益をあげる会社を経営したい」

「社員を幸せにできる会社にしたい」

「幸せになれる会社で働きたい」

未来工業を知らずして、幸せに働くことも、起業して社員を幸せにすることはできるのか…ッ!!

幸せになる働き方を知りたいのなら、まず日本一社員が幸せな未来工業から学ぶべき!

未来工業の社員が幸せに働きながらも、会社として収益という結果を出せる秘訣は、他にはないこの”へんなきまり”があるからでした。

Thanks to our advertisers

日本一、社員が幸せな会社「未来工業」。

未来工業の日本一社員が幸せな会社の変な決まりをよんだ感想です。

未来工業が1965年の創業以来、赤字なし、高い経営利益率(平均15%以上)で成長して来た理由は、徹底した差別化と社員の幸福感を高める取り組みにある。
そこで本書では、創業以来、未来工業がいかによそと差別化することに徹して来たか、そして、社員に頑張ってもらうためにどのように餅を与えて来たか(幸福感を高めて来たか)を語りたいと思っている。

未来工業は日本一就業時間が少ないにもかかわらず、年間の休暇日数は有給休暇を除いて140日あり、なおかつ社員に高い給料を払いながらも高い利益を生み出してきたという、普通の頭ではちょっと考えられないヘンな会社です。

この「日本一社員が幸せな会社のヘンな”きまり”」では、社員が仕事を頑張って利益を上げながらも幸せを感じられるような、その名の通り”ヘンなきまり”がたくさん紹介されているんですが、知れば知るほど「これで結果が出るのは当たり前だよな!」と思えてきました。

日本にある全ての企業、965万社のうち4000万円以上の利益を出してるのはたったの8%しかいないことから、創設者である山田昭男さんは「利益の出ない会社と同じことをしたって、儲かるわけがないだろう」と当たり前のことを言ってるですが、自分を振り返ると、いかに結果のでない”きまりごと”に縛られているかよーく分かってきます。

多くの人は「結果を出すための”きまりごと”」ではなく、「結果を出せない”きまりごと”」で縛られているから、幸せに働くことができないんですよ、と。

「他との徹底した差別化」と「社員を幸せにする」という2つの取り組みで、会社を日本一幸せにした未来工業のヘンなきまりごとをいくつか紹介していきますぜ!

未来工業のヘンなきまりごと5つ。

未来工業のヘンな決まりごとを紹介していきます。

1.どんな条件下でも、必ず差別化はできる

経営者相手に講演会をすると、こんなことをよく聞かれる。「そういう経営を未来工業さんができるのは、独自の技術と製品を持っているからではないのか?」
言っておくけど、うちには技術なんてない。取材に来たマスコミや社会見学に来た人は知っているが、最先端じゃなくて”最後端”のローテク企業だ。
なぜなら、この業界(建設電気)は、縦・横の寸法や原料まで、すべての規格を国が決めるから、製品はほとんど同じものになる。規格と違うものを勝手に作ったら法律違反になるんだから、開発技術なんて要らないんだ。(中略)
しかし、そういう規格で決められた中でも、工夫できる余地はある。

未来工業が差別化で最も成功した例が、国内シェアが80%の「スイッチボックス」です。

よその会社は3、4種類のところ、未来工業は85種類を用意しているそうです。

スイッチボックスは一家庭に1、2種類しか使わないけれど、場所によっては50パターンくらいのスイッチボックスが使われるそうで、電気屋さんはプロだからそうした事情をわかってくれる未来工業に対して「こんなに儲からないものをわざわざ自分たちのために揃えてくれるなんて…ありがとう。」と感謝し、いつも未来工業で買ってくれるといった仕組みです。

1つひとつは真っ赤でも、トータルで考えると真っ黒になる。赤字にしかならない商品が、大きな黒字を生んでいるんだ。

「技術がなければ差別化できない」という一般的な考え方は必要ないのかもしれないと、未来工業を見ていると思わされます。

技術があってもなくても、やり方次第で差別化できることを未来工業は証明してくれました。

2.未来工業の独自性を支える提案制度

よそと差別化していくためには、常に考える習慣をつけないといけない。新製品のアイデアや仕事の効率化について考え続けないといけない。
そのため、未来工業には「改善提案制度」がある。
ただし、普通の提案制度ならどこの会社でもやっている。良いアイディアを出したら表彰されて賞金がもらえるような制度はどこでもあるよな。
しかし、うちは、何をするにもよそと差別化する方針だから、「提案書を出したら封を切る前に500円を支給する」ことにした。
どんなことでもいいから、会社を良くするための提案を紙に書いて出せば500円だ。それこそ、○とか△の落書きでも500円払う。
でも、社員だって自分の名前を書いて出すわけだからね、さすがに○とか△はみっともないから何か文章を書いてくる。
で、それを月に20も出すと1万円になる。それは翌月に現金で寄付するから、男の場合は奥さんに内緒の小遣いになる。余計に喜ぶというわけだ。

実際に、未来工業の社員さんはこんな提案書を出したそうです。

本社に1台しかないコピー機にはパワーセーブ機能がついているのに、そのボタンを押し忘れてしまう人が多かったんですね。それに気づいてからすぐに「パワーセーブしましょう」という紙を印刷して貼っておき、これも後で提案書を出しました。これで500円いただけるんですから、提案制度は面白いですね。

仕事中じゃなくても、日常生活でトイレ中とか洗濯してるときに、パッと良さそうなアイディアが浮かぶときってあるじゃないですか。

でもそのほとんどがアイディアは実行されないままで終わってしまうけど、それを提案するだけでお金が貰えるんだったら、どんなアイディアでも提案したくなりますよね。

社長である山田さんは、社員に給料を払うことを”餅をあげる”という言葉で表していますが、社員からすれば貰える餅は多ければ多いほど嬉しいですし、仕事のモチベーションにもつながりますよね。

未来工業の”ヘンなきまり”で社員が喜んでいるからこそ、日本一幸せなのかもしれません。

3.ホウレンソウは禁止、現場のことは担当社員が一番知っている

社員が多い大企業ならともかく、うちぐらいの中小企業には必要ない。
現場のことは現場の人間が一番知っているんだから、よくわかってない上司に相談するだけ時間の無駄だよ。(中略)
第一、全部自分でやれるのは嬉しいだろ?
これも社員を幸せにする”餠”のひとつだよ。

組織なら当たり前とされている「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」で、これはこれでメリットがあるものの、一番のデメリットはこ自主性が育たなくなることだと、僕は思っています。

ホウレンソウを義務付けると「あとは上の人がやってくれる…」とか「どうせ自分の案は通らない…」というメンタリティーが根付いて、結果は出ても個人の成長ができなくなってしまうことを、僕は学生時代によく学んできました。僕もホウレンソウをプロジェクトのメンバーにやらせて、失敗した経験があります…。

ましてやプロジェクトに参加してない上司に報告して、アドバイスならまだしも、否定されてしまっては、その組織からいいアイディアは生まれてこないだろうし、それで結果が出せないのは当然と言えます。

ホウレンソウは必要な場面もあるけれど、普通、自分のやるべきことは自分がわかってればそれでいいはず。関係無い他者からの承認ではなくて、一人一人に責任を持たせる未来工業の考え方は、僕は素晴らしいと思います。

4.人間をコスト扱いするな

未来工業では、社員800人弱の全員が正社員だ。ところが、多くの会社は、コスト意識が足りないくせに、パート社員や派遣社員を雇う。
聞いてみると、仕事の内容は正社員とほぼ一緒。で、給料が半分、ボーナスが10%、退職金がゼロだという。で、「コストが下がった」と。
馬鹿だよ。人間をコスト扱いするなと言いたい。(中略)
働く人間のモチベーションや幸福感が低ければ、会社の儲けは出ない。そういうことは、じぶんがいろいろな立場で働いたことのある人間ならわかると思うが。

まだまだ社員をコスト扱いしてる会社って多いようですね。僕の同期もコスト扱いされて、入社してすぐ何人か捨てられてしまいました…。

最初は派遣社員として雇って、3年後から正社員なんて会社もありましたが、会社から大切にされていないと感じたら、社員はまともに働きたいと思えないのは当然です。

未来工業では、試用期間も無くして、入ったその日から正社員だ。
そもそも入社してきてすぐに使い物になる人材なんていないし、いたとしてもそんな優秀なやつは中小企業には来ない。

だから、試用期間などどうでもいい。入ってから成長すればいい。

仕事ができないことを理由に人材をコスト扱いして、新入社員を派遣社員やアルバイトから雇っているような会社で働きたいと思うわけがない、と。

それでも社員はお金が欲しいから”仕方なく”働いてしまう人が多いんだけど、そんな状態じゃ会社のためにも、個人のためにもならないよ。

会社選びで大切なのは「社員を第一に考えているか」だと、僕も思います。

5.定年は70歳、65歳社員の年収は700万、かつ下がらない

2006年に政府が法律を変えて、サラリーマンの定年を65歳にするということになった。今の所、罰則はないが、いずれ日本はそうなっていくだろう。
それならば、と常に差別化を考える未来工業としては「70歳」を定年にした。
しかも、「60歳を過ぎたら再雇用で給料を半分にする」なんてことはしない。一銭もさげず、同じ給料で70歳まで働いてもらうよ、と。今のところ、これは全国でも未来工業だけだ。(中略)
よその会社の給料は知らないが、新聞が紹介するくらいだから、中小企業としては高いんだろう。ある週刊誌は「岐阜県でナンバーワン」と書いていた。
こういうことの1つひとつが、社員の喜びや幸せにつながり、いい仕事や、やる気につながっていくんじゃないかな。

未来工業は絶対に人材をコスト扱いしない。

どんなに差別化をしても、それらは全て社員を幸せにするためというのが未来工業のやり方で、定年を70歳にして給料も下げないのはその象徴です。

山田さんは「人間、歳をとったらもっと働くんだよ」と言いますが、その通りで僕の父親はもうすぐ70歳ですがバリバリ働いています(笑)。

「体とか辛くないの?」と聞いても「全然元気やで!」って言葉が返ってくるんです。あ、なるほどな、と。

人は年齢を重ねるにつれて働くようになるという山田さんの言葉は、本物でした。

“他の人より働くんだから給料を下げない”なんて、当たり前のことだけれど、これは未来工業でしかやってないというから謎です。

これもひとつの差別化で、それが社員の幸せにつながってるからこそ、他の会社より多くの成果を上げられてるんですね。

社員を幸せにできない会社は失格。

未来工業が企業として結果を出せるのは全て、社員が幸せであるからだとといことが山田さんの話を聞いてよく分かりました。

そして会社の”ヘンなきまり”も、収益を伸ばすことではなく、社員個人の幸せのためにあるからこそ、中小企業の未来工業が大企業並みの結果を出せているんですね。

当たり前のことだけど、そもそも社員を幸せにできない会社なんて失格ですよ!

そんな会社が社会に貢献しようなんて無理で、自分の社員も幸せにできない会社が、他人に貢献できるわけないのは当然のこと。

社員が幸せに働いている会社には人を惹きつける魅力が必ずあり、それがまたいい結果を生み出していきます。

多くの会社は社員を幸せにするための”きまりごと”ではなく、会社としての売り上げを伸ばすための”きまりごと”しか考えないから、売り上げも伸びません。

でも、だからこそ、差別化すれば必ず違う結果が生まれるということですね。

 

会社として成功したいならまず、差別化すること。そして、その差別化は全て社員を幸せにするためにあること。

これが未来工業が成長してきた理由だと僕は思います。

この未来工業の”へんなきまり”から、真似するところは真似して、改善できるところは徹底的に差別化していけば、絶対に幸せな会社を作れるはずです。

そして、「幸せな会社で働きたい」と思ったら、未来工業のようにちょっと変な、だけども社員をめっちゃ幸せにしているかどうかを見れば、間違いないはず。

僕も、山田さんのように社員や人々を第一で考えられる人間でありたい。

Thanks to our advertisers