映画『アバウトタイム〜愛おしい時間について〜』の感想!-タイムトラベルから見つけた人生の答えとは

映画『アバウトタイム』を見た感想



僕の大好きな女優、レイチェル・マクアダムスが出演しているということで見てみたんですが、最初はただのタイムトラベルするだけのおとぎ話かと思ってました。

ところがどっこい!

タイムトラベルを通して、主人公が人生で大切なものを見つけていくという、恋愛+感動の物語でした。意表を突かれて「やられたッ!!」って感じでしたね!もちろん良作だったので嬉しい限りでしたが!

なんかこうさ…タイムトラベルって聞くだけでワクワクしない?(笑)。

『時をかける少女』にもあったけど、タイムトラベルができるって聞くとすごく人生が楽しくなるような気がしますよね。この映画にもそんなワクワク感が詰まってます。

が、それだけじゃありません。タイムスリップすることによって、人生でもっとも大切にするべき瞬間を見つけていく物語で、思わず心を打たれました

 

宮川 輝
そうだよなぁ、タイムトラベリングできたからと言って、〇〇××△△なんだよなぁ。

と、最後には自分の人生と照らし合わせながら眺めていましたね。心がほっこりさせられました。

誰もに平等に与えられているはずの時間を超越してしまった主人公は、タイムトラベルから何を見つけたのか。また、彼にとって人生である時間とはなんだったのか。

やり直したい過去があったり、恥ずかしい過去を抱えながら今を生きている(おそらく誰もが抱えているよね)ような人は、この映画を見ると、今という時間を生きることの大切さに気づけると思いますよ!

ということで、映画『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』の感想をいきましょう!

1.映画『アバウトタイム~愛おしい時間について~』の作品情報。

監督 リチャード・カーティス
脚本 リチャード・カーティス
ジャンル SF恋愛映画
上映時間 124分
公開日 アメリカ:2013年9月4日(日本:2014年9月27日)
ストーリーのあらすじ 「お前はタイムスリップできるんだ」21歳を迎えたティム・レイクへ、親父は「我が家の男には秘密のパワーがある」と告げる。そのパワーとは、未来へは行けない過去だけのタイムトラベリング能力だった。「暗いところへ行き、拳を握って目をつぶって、行きたい場所を想像するんだ。」そんなことを言う親父に対して、ティムは最初、「バカな冗談はよせよ」と親父の嘘に腹を立てたが、親父の表情は真剣そのものだった。「嘘だったらタダじゃ済まないよ!ボコボコにしてやる!」とティムは親父へ告げて、言われた通り暗い場所であるトイレへ行き、拳を握って目をつぶり、行き先を念じたら…。そこはなんと、退屈でくだらないと思って過ごした、昨日のパーティー会場だった-。

21歳になったティムが、タイムトラベル能力を使って過去から現在までを変えていくという物語です。

最初は彼女を作るつもりでタイムトラベル能力を使っていたのに、だんだんと人生が狂っていくことに気づきます。そして物語が進むんでいくと、ティムは人生において時間とはなんなのかを考えはじめて、最後には親父にも見つけられなかった、時間に対するティムなりの答えを1つ見つけるのです。ただタイムトラベルするだけの物語ではなく、しっかり作り込まれた奥の深いストーリーです。

僕は”タイムトラべルもの”と聞いてもちろん面白そうだなと思って見たのですが、それよりも正直キャストから入りました(笑)。

宮川 輝
うぉ!レイチェル・マクアダムスが主演の映画だと!?
これはみなくちゃ(*´∀`*)

『きみに読む物語』で完全にファンになってしまったので、追っかけしてたらこの映画に出会ったんです。内容よし、キャストもよし、演出もよしの当たりの映画でしたね!

2.映画『アバウトタイム』の主な登場人物(キャスト)。

この物語は過去にタイムトラベルするけれど、幼少期まで遡ることはそうなかったので、登場キャラクターはティムの家族とその友達くらいです。なのですぐ覚えられるし、感情移入もしやすかったですね。

その代わり、多い時だと同じシーンを3回くらいループしてますから、キャストの演技に注目して見る余裕がありました。「また同じ場面だけど、どんな心境で演じてるんだろうな…」と、違った目線でも楽しめました(笑)。もちろんみんな違和感なく演じてましたけどね!

今回はそんな中でも主な登場人物を3人紹介します。本当はあともう1人、この物語に関わる重要な人物がいるのですが、それは作品内でお探しあれ!

2-1.ティム(ドーナル・グリーソン)

映画『アバウトタイム』のティム

21歳の誕生日を迎えて、親父からタイムトラベル能力があることを知らされる主人公のティムです。シャイで恋愛に奥手な彼が、タイムトラベル能力で自信をつけていく様子は見ていて羨ましかったですね(笑)。俺もタイムトラベルしたいなぁ!

この俳優さん、なんか見たことあるなと思ったら、2010年には『ハリー・ポッター』シリーズのビル・ウィーズリー役で出演している人でした。他にも『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に出演している俳優さんで、出演作品は少ないですが顔が特徴的なので、この作品で彼の印象がグッと残りました。

それと2016年にアカデミー賞を取った『エクス・マキナ』にも出ています。好青年っぽい雰囲気が魅力的ですね。

2-2.メアリ(レイチェル・マクアダムス)

映画『アバウトタイム』のレイチェルマクアダムス

きました、僕の大好きな女優さん、レイチェル・マクアダムスです。映画『きみに読む物語』で知って以来、ファンになって彼女の出演する映画をめっちゃ見てますが…うん、可愛いの一言に尽きるね!

メアリはティムと同様、かなり内気な少女で、日本でいうとオタクみたいな格好をしてます。ただし、実はめちゃくちゃ可愛いというギャップ付き。

モデルのケイト・モスが大好きすぎて語りすぎてしまうというオタクっぽい一面もちょろちょろ出てきます。彼女にタイムトラベルする能力はなありません。どこにでもいそうな、ただの(だけど可愛い)少女です。

2−3.ティムの父(ビル・ナイ)

映画『アバウトタイム』のティムの父

ティムの誕生日に「お前はタイムトラベリングできるぞ!」と告げるお父さんです。

ティムの父を演じるビル・ナイもハリーポッターに出演してるようですが、なんと『パイレーツ・オブ・カリビアン』のデイヴィ・ジョーンズ(顔に足がいっぱいあるタコの人)を演じていた役者さんでした!これはびっくりだ!

もちろんこの映画内ではそんな特殊メイクをしていません。ごく普通のお父さん…と言いたかったけど、タイムトラベル能力がある時点で普通じゃないわな(笑)。

それでもごく普通の、家族のことを誰よりも大切にしている優しいお父さんです。タイムトラベルをしてきた先輩として、ティムに様々なアドバイスをしていく姿には貫禄があり、物語の雰囲気を作り出してくれています。

3.『アバウトタイム~愛おしい時間について~』を見た感想と評価!

3-1.恋愛に積極的になっていくティムが羨ましい!

女性に積極的になるティム

ティムは21歳にして…まだ童貞なです(笑)。なので女性に免疫がないんですが、タムトラベルを通して恋愛上手になっていきます。

宮川 輝
ティム羨ましいぞぉぉぉぉ!!

って思っちゃいました。そりゃ何度も同じシーンをやり直せるんだから、恋愛がうまくなって当たり前なんだけどな!むしろこれで恋愛上手になれないなら向いてないってこったぞティム!

もし気になる子にアタックして失敗したとしても、もう一度やり直せるなんて、男だったら羨ましすぎて仰天しちゃうでしょ?

しかも相手からすると初対面なのに対して、こっちは相手の好きな食べ物から色・趣味までなんでもござれなんですよ。そんなことしたら女の子は運命かんじさせちゃうでしょ。男からしたら超スーパー能力に感じるよね!

男の僕から見ても、奥手なティムが恋愛に積極的になっていく姿になんだか夢中になっちゃいましたね。「おぉ、次はどんなアプローチするんだ!?相手はお前のこと知らないんだぞ!?」とドキドキしちゃいました。

3−1−1.男が想像するエロいタイムトラベルではなかった

抱き合うティムとメアリ

男が「タイムトラベルができるぞ!」と聞いたら、まぁ真っ先に思い浮かぶのは間違いなくエロ系でしょう(笑)。

「まずはあのこと付き合って…チョメチョメして…またタイムスリップすれば…なかったことにできるんじゃね!?(゚∀゚)」

って想像した男子諸君。手を挙げなさい。怒らないから。

まぁ超絶紳士である僕はそんな想像しませんでしたけどね。いやマジで。画面から目を離さなかったのは物語に集中しちゃってたからだから!!

この映画で出てくるタイムスリップでは、「あの子とコレしてあれして…」なんて男が想像するようなエロい要素はなく、ティムはめちゃくちゃ真面目です。むしろそういったチャンスがあったのに、メアリーへの想いを貫いて、他の女の子からの誘いを断るシーンすらあります。男の鏡ですよコレ。

もちろんセクシャルなシーンはありますが、そんなエロい内容ではございません。見る際は主人公と、僕のように純粋な心を持って見ましょうね!

3−2.自分だけ記憶を残したまま、過去に戻ったらみんなの記憶から失われてしまう寂しさ

メアリとティムがキスをするシーン

タイムトラベルをして過去に戻るということは、現在からその過去に至るまでの時間と記憶が全てなくなってしまうということです。しかし、タイムトラベルした自分自身にだけ、その失われた記憶が存在するとしたら…ものすごく寂しいですよね。

残念ながら、この物語はそういう話でもあります。

これまで過ごしてきた好きな人との時間も、家族との時間も、子供との時間までも失われてしまうシーンでは、なんとも言えない寂しさがこみ上げてきました。

過去に戻ってどんなにいい思い出を作ったって、何かの拍子でそれより過去に戻らなければならないとしたら…それまで自分が築き上げてきた時間と記憶がみんなの中からチャラになってしまうのです。

この場面を見て、どんなにいい思い出も、自分だけしかもってなかったらその記憶はなんの価値もないんだな、と感じさせられましたね。

やっぱり誰かがいて、その人と過ごす時間と記憶を共有していることに意味があり、それが記憶の勝ちなんだなと。自分だけ覚えていたって楽しくもなんともないんですよ。

ティムがタイムトラベルしていくうちに、自分の過去と照らし合わせながらそんなことを考えていました。

3−2−1.自分を犠牲にしてまで妹を守るティムの強さ

映画『アバウトタイム』で事故にあうシーン

ティムは交通事故で怪我をした妹のキット・カットを助けるために、妹が事故を起こす原因となった場所へ戻ります。

しかしそれは一時的な解決にすぎませんでした。妹の根本的な性格の解決には繋がらないと気付いたティムは、メアリーと結婚して子供と過ごしてきた時間を捨ててまで、妹を助けるために、メアリーと出会う前の自分までタイムスリップします。

このシーンには思わず「マジか!」って思っちゃいました。だって、またメアリーと出会って、結婚して、子供ができる保証なんてどこにもないんですよ!もしかしたらメアリーは他の人と結婚してしまうかもしれない。またやり直せるとしても、他の人を好きになったメアリーの姿を見てしまうことになります。

そんな事を気にする素振りも見せず、自分を犠牲にしてまで妹を助けよう過去へ戻ったティムには感動しました。僕だったら「ちょっとまてよ、あの時に戻ったらあれがこうなって…」といろいろ計算して、損得でタイムスリップしてしまいそうですもん(笑)。

まぁ結果、ティムは過去に戻ったせいで自分の子供が変わってしまうことに気づき、妹を事故から助けないという選択をするのですが、過去に戻ったことによって妹が自分の友人を好きだという事を知って、お互いを合わせようとすることができたので、やはりティムが自分を犠牲にした甲斐はありました。

報われていないようでしっかりと報われている。自己犠牲ってのはそういうものなのかもしれません。

3−3.ティムがタイムトラベルで取り戻せなかったものは時間だった

タイムトラベル能力を説明するティムのお父さん

『実は、あなたにはタイムトラベルをする能力があるんです。』

もしそんなことを自分の父親から言われたら、みなさん何をしますかね。

過去に戻って喧嘩別れした友達と仲直りしようと工夫したり、恋人と別れるきっかけになった場面で機嫌を損ねないような行動をとってみたりと、過去に失敗した何かをなおす、あるいは取り戻そうとするはずです。

主人公のティムも、最初は過去の失敗を取り消すようにタイムトラベルの能力を利用していくのですが、何回も過去へ戻っていくうちに、取り戻せない”何か”に気づいていきます。

一方を取り戻したと思ったら、もう一方を失ってしまう。

この真実に気付いたとき、ティムは選択をせまられました。どちらも欠かせない大切なものだけど、片方しか選べなかったのです。ここでティムが選択した答えは、普通の僕たちですら変えることのできない、本当の人生そのものでした。

でも僕たちと違ってティムの場合、過去に戻っているから失ったものがなんだったのかを知っているんです。しかもそれは、自分の選択で変えられたものでもあるんです。

そうしてティムは結局タイムトラベルしたものの、自分が取り戻せたはずの時間を失ってしまうんですね。タイムトラベルっていいことばかりじゃなく、残酷な現実をたった一人だけ知っているという悲しいことでもあるのです。

3−3−1.正解がない人生で、今この瞬間を生きることが何よりも大切だと教えてくれる

時間の大切さを噛みしめるティム

ティムは最初に親父から『タイムスリップをしたら、いつもと同じように過ごすんだ。どんな日々も、見方を変えれば素晴らしい日々だと気づくはずだ。』と教えられました。

しかし、ティムはタイムトラベルを通して親父とは違った答えを見つけます。それは、タイムトラベルをせずに今この瞬間を生きる、普通の人間らしい生活をすることでした。

映画の最後に「僕はもうどんなことがあっても過去に戻ったりしない」と言ったシーンがありましたが、結局は普通の人生に戻る選択をしたんですね。まぁこれまでタイムトラベルをしてきたことで、メアリーと出会ったり、妹を助けたりやりたい放題やってきたのですが、きっと過去に戻って何かを変えたところで、それが正解かどうかなんて、結局ティムにすら分からなかったのではないでしょうか。

だから最後に「もうタイムトラベルはしない」という言葉を残したのでしょう。もちろんタイムトラベルなんかしたことない人からすると、「何を今更都合のいい事を!」と感じる人もいるかもしれませんが、タイムトラベルをしてきたティムだからこそ、最終的にこの結論に至ったのだと思いますね。

僕たち普通の人間は過去には戻れない。過去に戻れるティムだって、戻ったところで何が正しいのかわからない。

この映画から最後に一番伝わってくるのは、今を生きるのがどれだけ価値のあることか。ということに尽きます。

3-4.レイチェル・マクアダムスが可愛い

映画『アバウトタイム』のメアリー

そして最後にもうひとつ、これだけは言いたかった。

宮川 輝
レイチェルマクアダムスが可愛すぎたぁぁぁ!!!

ほんとなんなんでしょうね。別に顔が小さく高身長でスタイル抜群・・・というわけでもないのだけど、仕草などが最高に可愛いんですよ。彼女にしたい。この映画を見て共感できるが僕以外にもきっと人いるはず!!

『きみに読む物語』『ミッドナイトインパリ』などでも割とキャピキャピしたキャラを演じることの多かったレイチェル・マクアダムスですが、今回はかなり地味なきゃらなんですよね。それでもやっぱり、メアリーもはどこか内に秘めた魅力があるんです。それをレイチェル・マクアダムスが上手に引き立てているので、キャラにもレイチェルにも両方惹かれてしまいます。ティムが彼女に惹かれた理由もわかる気がしますね。(別にレイチェルマクアダムスが演じているからというわけではなくてね!)

今回の作品もレイチェルマクアダムスの魅力というか、これまでとは違った可愛さが炸裂していますので、ファンは必見ですよ!

4.まとめ。

さて、最後に『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』のまとめていきましょう!

ストーリー:★★★★★
配役:★★★★☆
演出:★★★★☆
音楽:★★★★☆
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宮川 輝の総合点数:90点

物語が始まったときから終わる時まで、映画の雰囲気が変わることがなく楽しめたので演出は最高でした。

とくに最初のときなんか、ティムいきなりタンスの中に入ってタイムトラベルするところから始まったんですよ。そこで一気に物語へと惹きつけられてしまいましたね(笑)。

使われている音楽もとてもよくて、調べてみると『How long will you love you』という、映画にぴったりのタイトル名でした(笑)。

 

どんな過去も、結局変えたところで正解かどうかなんてわからない。

だからこそ、僕らは『今この瞬間を生きること』に集中していればいい。僕らはティムのようにタイムトラベルして答えを見つけたわけではないけれど、彼が見つけた人生の答えは、普通の人たちみんなに共通している最も大切な事だと思います。

それを分かってはいるものの、仕事や人間関係の摩擦などで、今この瞬間があることの素晴らしさに気づけないときがあるんですよね。だから「過去に戻りたい〜」とか「もう一度人生やり直したい〜」とか言っちゃう。

僕もたまにそんなときがあるので、その時はこの映画を思い出しながら前向きにポジティブに生きていきたいですね。フィクションで作り話だからこそ、そうした根拠のないパワーが湧いてきて、その力未来を変えてくれると思うですよね。

それでは、また次の映画紹介でお会いしましょう!