幸せはいつも目の前に。映画『ニューヨーク・眺めのいい部屋売ります』を見た感想!

映画「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」の感想



「今よりも幸せな場所が、どこかにあるはずなんだ…!!」

なんてこと、生きていれば1度や2度は考えますよね。

僕は…22歳になるまで毎日のように考えていました(;’∀’)w。

もっとお金が手に入れば…。
もっと家が綺麗だったら…。
もっと景色がいい場所に住めたら…!!

とくにここ最近には実家暮らしに嫌気がさしてきていて

宮川 輝
くそぅ…一人暮らししたらどらだけ自由に暮らせることか…!!

といつも不満を垂れていたんです。

でも、今よりも大切な場所なんてないし、幸せっていつも目の前にあるけれど、だからこそ簡単に見逃しているんですよね。

そんなの当たり前のことだからこそ、簡単に忘れてしまう大切なことを、この映画『ニューヨーク・眺めのいい部屋売ります』は教えてくれました。

幸せは探しても見つからない。なぜならいつもそこにあるものだから。

映画『ニューヨーク・眺めのいい部屋売ります』のあらすじ。

モーガンフリーマン演じる主人公は、ニューヨークの景色がいい高層階に妻と40年間一緒に過ごしてきました。

しかし、年齢を重ねたことである問題が出てきてしまったのです。

それは…

「エレベーターがないから、階段をあがるのが辛い!」

階段を登るだけで息切れ!これではいつ部屋に住めなくなるやら分かりません。

若い頃であれば楽々のぼりおりしていた階段も、気がつけば家の前に着くことすらも精一杯な年齢になっていました。

この様子を見たダイアン・キートン演じる妻が、「いずれ(しかも近いうちに)この家には住めなくなる日が来るのではないか」と心配して、まだ住めないことはないkれども、エレベーター付きの新しい家に引っ越そうと夫に相談して、2人で一緒に家探しをする物語です。

 

僕も最近引越しをしたんですが、あれすごく大変ですよね。仲介業者に連絡したり、荷物の整理したり、部屋の割り当て構想を考えて見たりと、なんだかんだ新居で落ち着くまでに2ヶ月ほど要したんですが、この映画にもその大変さがよく反映されていました。

とくにこの家は分譲(買った家)なので、売値を自分たちでなかなか決められない2人の様子はまさに人間変わらないの生き様を見ているようでした(;’∀’)w。やっぱり死ぬまでお金のことに悩まされるんだなぁって思わされましたね(笑)。

映画『ニューヨーク・眺めのいい部屋売ります』を見た感想3つ!

では、映画を見た感想です!3つほどにしてまとめます。

1.2人の夫婦の雰囲気が最高

この映画が撮影された時のモーガン・フリーマンの年齢が80歳手前で、ダイアン・キートンの年齢が70歳ほどと、まさにキャラクターの年齢とキャストの貫禄がぴったりだったので、作品の中には「ずっと仲良く暮らしてきた老夫婦」の雰囲気が漂っていました。

内容はドッタンバッタンしてますが、映像的な激しさのある映画ではありません。

しかしですね、1時間30分があっという間に感じられるほどに、この2人の貫禄とでもいうのか、演技力とでもいうのかで、ずーっと見入ることができちゃいましたね。大人の魅力、いやシニアの風格ってやつですかね。

僕はモーガン・フリーマンを「ショーシャンクの空に(The Shawshank Redemption)」で初めて知って以来ずっとファンなんですが、今回もまぁ演技しているとは思えないほどの自然体な雰囲気が映画の展開を際立たせていました。

彼が60歳くらいの映画なので、「もう80歳かぁ…」なんてキャストの年齢を考えるとよりストーリーに感情移入しながら見れました(;’∀’)w。

できるだけ元気で長く俳優をやってほしいな…。もっと感動を届けておくれ!!

2.リアルな不動産取り引き

引越しを経験された方なら経験がおありの通り、敷金やら礼金やら、不動産と取り引きをするのって手間がかかるしめっちゃ疲れるんですよね…。

今回の映画は買った家を「売る」ということなので、その大変さが滲み出しています。それに一般人が普通に払うような「月7万円」っていう単位ではなく、設定した100万ドル(約1億円)から1万ドル(約100万円)とかいう単位で変動していくもんですから(笑)。

作中では家をオークションみたいに仲介業者に出して、候補者の中から一番高い値段で買ってくれる人を選ぼうとしましたね。90万ドルくらいで決めたのに、1万ドル上乗せしてくる客とか、感情移入させてこようとする客とかに翻弄されていく2人の様子は滑稽、いや人間味が溢れていました。

そして、最後には結局「家を売らないッ!」という決断をしたワケですが、またそのあとの不動産業者の対応の仕方がなんともねぇ…w。

「私のこれまでの苦労はどうなのよ!」と喚き立てる姿。全ての不動産がそうだというわけではないんですが、お客さんではなく契約のことしか頭にない人って、この映画に出て来る人物のように小賢しいんですよね…。

僕が引越しをしたときも、不動産屋さんから「先客がいましたんで、早くしないと取られちゃうかもしれないっすね(゚Д゚)」みたいに煽られたのを思い出しました(;’∀’)w。どうしてこうも、お客さん目線に立てないビジネスマンが多いのでしょう。もちろんその原因はひとえにお金が絡んでいるからということができるでしょう。

そんないい面も悪い面も含めて、本当にリアルな不動産取り引きが面白おかしく行われていく様子は見ていて楽しめました。

そして、僕は自分の家を決めるときくらいスムーズな取り引きしたいな…とも思わせてくれました(笑)。難しいんだよなぁこれw。

3.今よりもいい環境なんて見つからない

最初この夫婦は、「きっと今よりもいい場所が見つかるはず」といって家探しをしていたはずなのに、だんだんと今の家よりもいい環境なんて見つかるはずがない、ということに心の奥底で気づき始めます。

壁のシミ、壁のボタン、ベッドに寝転んだときに見える景色などなど、40年間も住んでいた場所となるとなかなか簡単には手放せないでしょう。

だからこそ、人は新しい場所を探そうとするとき、必ず今よりもいい環境を求めたがるんですよね。

僕も引越しをしたとき、「今よりも部屋が広くて、お風呂も綺麗で、それからそれから…」なんて探し回ったのですが、最後には今が一番の環境だったということに気づかされたんですよ。なんだか今の家が恋しくなっちゃうんです。

この夫婦は最後に「引っ越さない」という決断をしたワケですが、僕はもし引っ越しをしていたとしても、なんだかんだでいい生活が待っていたんではないかと思うんですよね。

日本語には”住めば都”なんて言葉がありますが、どんなに不満があっても済んでしまえばもうそこは自分の家なのです。後は時間とともに慣れていくもんですよ。

それにこの夫婦、40年間も仲良くやってこれていたんですからね。少々不便なことがあったとしても、なんだかんだで楽しくやっていそうだなぁと、映画を観終わったあとにそんな景色が頭をよぎりました。

まとめ。幸せは探しても見つからない。

この映画が僕たちに教えてくれるのは、「幸せなんて探しても見つからないよ。」ということです。

忙しい現代社会を生きていると、僕たちはいつも何処かに行こうとして忙しく、決して目の前にある豊かさを認めようとはしません。しかし、人生の豊かさはいつも目の前にあるんですよ。

通り過ぎる鳥の鳴き声、道路を食うルマのタイヤを走る音、雨に濡れる楽しさなどなど、どこを見渡しても充実した人生の証がそこにはあります。

でも「もっとお金が欲しい」「もっといい環境に住みたい」「もっと、もっといい何かを…」という欲望に埋もれてしまうと、それらの豊かさが感じられなくなってしまうのです。

 

これだけ年齢を重ね一緒に過ごすてきた夫婦ですらそうなってしまう、この忙しい現代社会。そんな日常からちょっと抜け出すことができた映画でした。

最高。また50年後に見返したい。