「翻訳するのがもっとも難しい1つの単語について」を観た感想。

「翻訳するのがもっとも難しい1つの単語について」を観た感想。【TED】
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僕は日本語ほど相手と状況に応じて主語を使い分ける言語はないと思ったなぁ…(;’∀’)w

まず自分を表す単語だけをみても、「私」や「わたくし」、「僕」、「俺」、「うち」、「わし」、「われ」などなど、「わらわ」みたいなところまで深掘りしていくともっとありそうだ(笑)。

で、次に相手を表す単語をみると、「あなた」、「あんた」、「きみ」、あとは「そちら」とか「そなた」とか、あと一人称で「ぼくは」で相手を示すときもあるよね。

 

僕は日本語以外に英語しか知らないけれど、昔のゲームとかをプレイしていると「You」の代わりに「Thou」が使われていたりしたのを思い出した。昔は「Thou」が丁寧語で、その大昔は「You」が丁寧語だったらしい…ほえぇ。

それと英語を聴き始めて間もないころ、「You」という単語を相手のことではなく第三者のことを指すことにも気付かされて驚いたことがある。1:1で会話をしているのに相手に向かって別の人を指す「You」を使うだなんて、最初は違和感しかなかったけれど彼らが普通に会話しているのを観ていたらこちらも自然と慣れてきたよ。

 

言葉というのは本当に奥深い。知れば知るほどどうやって作られたのか本当に気になるのだけれど、残念ながら当時は紙に書いたりして後世に残すような技術がなかったから彼らがどういう意図で文字を形成したのかは推測するしかない。

特に日本語の元となっている中国語なんて、調べていったらめちゃくちゃ面白いんじゃないだろうか。あれほど1つの文字に様々な意味が込められている言語はきっと他にない。当時の人たちがどういう感性であったのかを探るのに非常に役立ちそうだ。

 

この世には7000以上もの言語が存在しているそうなのだが、どうやっても僕の人生ではすべての言語を習得することはおろか、その奥深さまで知ることは到底不可能だ。

だから、僕は言葉に頼らないコミュニケーションを大切にするようになった。

大切なのはどの言語を使うかではなく、どうやってその言語を使うかなのだ。つまり言語も大切かも知れないが、それ以上に大切なのは僕の内面状態なのだ。

 

ほとんどの言語、とくに文明を築き発展してきた国で使われていた言語というのは、必ず上下関係を表す言葉を大切に使い分けている側面がある。もちろん、これからの時代も大切にするべきだろう。

しかし、相手が年上だからといって—自分より立場が上だからといって—その人が自分よりも偉いわけではない。逆に相手が年下だからといって—自分より立場が下だからといって—その人が自分よりも劣っているわけではないのだ。

人は誰もが平等であるべきだが、文明を築き発展していくためには上下関係などによって規律を保つしかなかったのだろうか。だから古くから土地に根付いている民族には、そもそも上下関係を表す単語なんて存在していないのかもしれない。

彼らにとっては昔から今も人々は平等であり続けたから。

 

僕は言葉をどのように使うか仕事柄の影響もあってとtrも非常に大切にしているが、これといって言葉に執われたりはしない。

例えば、今はどのお店も“お客様”なんて表現をするが、僕にとってあなたはいつでも“お客さん”だ。あなたは僕より偉くもないし、劣ってもいない。僕はあなたをいつだって、どこにいたって、何歳であっても平等に向き合いたい。

だからといって“お客様”という表現を嫌うわけではない。大切なのは言語ではなく、その言語を使う側の内面状態だからだ。

 

世界中の人とコミュニケーションを取るために、英語ではない言語が100年後くらいには作られていてもおかしくないなと思ったし、もっとコミュニケーションの仕方に幅があってもいいのになとも思った。

大切なのは言葉ではなくてその裏に込められた語り手の伝えたい“何か”であるということが分かれば、どんな表現が生まれようとも人々は繋がるだろう。

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