本田圭佑「社会的意義と利益は相反する」 – 資本主義の問題点




「社会的に意義あることと、利益はイコールにならない」

この考え方、めっちゃ分かるなぁ…!!特にビジネスをやってる人間からすると、両立はできないんですよねぇ。割り切っている人も多いはず。

 

今回はNewsPicksで特集されている本田選手記事の中にあった言葉で「社会的意義と利益が相反する」って意見がめっちゃ興味深かったのでメモします。

ビジネスをやってるとこの壁にどうしてもぶつかるんですよねぇ。ちなみに、僕はこの問題を「仕方がない」「そういうものだ」という言葉で片付けてしまっています。でも、皆さんどう考えているのか気になります。ぜひ意見をお聞かせ願いたいです。

【本田圭佑・人生哲学】かっこいい人物像(後編)

社会的な意義あることと、利益(お金)はイコールではない。

この記事、本田選手の会話をただ文字にしただけでめっちゃ読みにくいので、僕なりに切り取ってまとめながら説明していきます。

 

中国を除いて、世界経済でトップを走る日本やドイツ・イギリス・アメリカは「資本主義経済」を中心としてビジネスが展開されています。

だから会社を経営したければ、お金稼げるビジネスを始めなきゃいけない。じゃないと社員を養えない。

この考え方はこれまで250年ほど当たり前とされてきた考え方ではあるけれど、社会的に意義があることと、お金が稼げることはイコールじゃないよねっていうのが本田選手の考え方。

ちょっと長いですが、本田選手の会社経営論をまず紹介。上が質問、下が本田選手の答えです。

──社会貢献的な意義は大きいというかね。
社会貢献的な意義は、むしろ会社組織にとって当たり前の話で。

──なるほど、そこは根本にある、と。必ずしもそうじゃないときもあるだろうから。
だからそれが踊らされてるんでしょ? それは踊らされる典型ですよ。いわゆる利益、最初ね。

──やっぱそういう会社があることも、世の中を見渡すとね。
多いね。

──でもそうじゃないってことだよね、本田グループっていうのは。
そうでありたくないよね。失敗もしてきてるけどね。

起業して会社をやる以上、社会貢献するというのは当たり前の話であるけれど、本田選手は会社のビジョンとして「スポーツ、教育を通じて、世界の子どもたちに、夢や希望を与え続ける組織であること」を掲げています。

でも、社会的に意義があることをしても、お金に繋がらないことがある。その間で本田選手は苦しんでいるといいます。

──なるほど。本田圭佑の一番すごいなと思ったことは、普通、社会的意義と利益っていうのが、矛盾する、時に相反する。
ほとんど相反やね。

──でも、両方、世界一目指してるって感じがして、2軸が矛盾してることが、普通、人の中で持てないのに、どっちかに寄るっていうか……
ね、ずっとそれで苦しんでる。

──苦しんでるんだ?
苦しんでる。毎回それの難易度を感じている。

──なるほど。感じてたんだね?
常に感じてる。

そうなんですよねぇ…。

めっちゃ分かりやすいたとえ話を作って説明すると、例えば社会貢献として思い描く大きなものとして、「貧しい子供たちに食料を届ける」という目的がありますよね。ちょうど本田選手が掲げている「世界の子供たちに、夢や希望を与え続ける」というビジョンと似たようなものですね。

でも、その子供たちを助けたところで、お金は貰えないわけですよ。簡単にいうと、ビジネスにならない。

だからほとんどの人は、貧しい子供たちを助けないし、自分にとって”お金”という利益が稼げるビジネスへと走る。でもこれは資本主義経済である以上は、ある意味仕方がないことでもある。

続けて、本田選手はこんなことも言っています。

──そこはすごい伝わりやすい。

でも結構、こういう考え方で経営してる人ってあんまりないんちゃうかなあと思ってて、僕はその、社員とグループメンバーと一緒に歩んでたいって気持ちが強いから、自分の幸せが経営哲学なんですよ。
どうやったら利益あげるかっていうような前提に作られた話は一つもないから。どんなメンバーと一緒にいたら自分が幸せかっていうような……

この話を聞くと、本田選手は本当に自分の理想を追い求めている人なんだなぁと感じさせらます。ほんと、尊敬に値しますね。

 

僕は専門学校を辞めてからは、自分が誰といたら幸せになれるかではなく、資本主義の中でどうやったらトップに立てるのかをずっと計算して生きてきました。

だから、たとえ僕が一緒にいたい仲間であろうと切り捨ててきたんですよ。一緒にいても利益が上げられないんだから、それはこの資本主義経済の中においてメリットにならないですからね。

でも本田選手は、そこを曲げない。そもそも利益を優先して会社を経営するのではなく、いかにして社会貢献をし、自分の幸福につなげることができるかを考えているんですよ。これ、すごくないですか、経営者の皆さん?

 

でも…。僕はこの考え方を知ったからといって、やっぱり昔の自分に戻ることはできないんですよね…。なぜなら理想ではあるけれど、やっぱり現実的ではないからです。

 

おそらくこの「社会的な貢献度と、金銭的な利益がイコールにならない」という点は、資本主義経済の大きな問題点だと思います。これを解決するには新しい経済体系を生み出すか、お金のある人が資金の回し先を変えないと、おそらく世界は本当の意味でよくならない。

でも以前「マネーワールドを見た感想」という記事でも紹介しましたが、今は最下層36億人と、富豪62人の総資産が一緒という世の中なんですよね…。お金持ちがお金を溜め込んでしまっています。

中間層〜高所得者層を中心とすれば、ビジネスはある程度簡単にいくでしょう。でも、社会的貢献度が大きいのって、やっぱり最低所得層をいかに上位層へと押し上げる手伝いができるか、じゃないですか。

これは人によっても考え方が変わると思うので一概には言うことはできませんが、僕は「真っ当なビジネス」として考えるなら、やっぱり低所得者層に夢を与えるようなビジネスが、より多くの利益(お金に限らないもの)を得るべきだと考えます。それこそ正義である、とも言えるでしょう。

 

しかしながら、夢だけ追って現実を見ないのもこれまた問題です。本田選手のように資金があり(?)、意志の強い人は自分のやり方を貫いたらいいと思いますが、僕は資本主義経済で負けたくないので、本田選手と逆の「お金が稼げるビジネスをする」という今のスタンスをしばらく貫こうとおもいます。

まぁでも、もっともっとインターネットが普及したら世の中は変わると思うんですけどね。僕はそのお手伝いというか、ネットの中で活躍する1人でありたいし、それがお金だけじゃない社会的にも意義のあることに繋げられるよう、自分のビジネスを通して努力していきたいと思います。