地声と歌声が違う理由。プロのような「ミックスボイス」の感覚をつかむ3つの方法

地声と裏声の違い
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あなたはカラオケでこんな違和感を感じたことはありませんか。

「地声で歌えて高得点も取れるんだけど、なんだかプロのような歌声とは違う気がするんだよなぁ。」

そんなあなた。

宮川 輝
めっちゃ耳が敏感だね!

そう、すごくい耳をしていますよ!
僕はボイトレを始める前、地声で最初から最後まで歌えて高得点が取れるようになって「俺ってプロ並みに歌上手いのかもなぁw( ̄ー ̄)ニヤリ」と思ってました。

でもボイトレを始めてから、地声で歌うのは歌声としては正しくないということに気づいたんです。

ではなぜ、僕のような普通の人はこの違いに気づけないのか。
その理由は、一言で『ミックスボイスが出せないから』と言い切ることができます。

英語でもそうですが、ネイティブの発音を聞き分けられない人は、ネイティブのように滑らかな発音することができませんよね。
それと同じで、歌声もミックスボイスを知らないと、プロのような歌声は身につけられないのです。

そこで今回は、地声と歌声が違う理由と、プロのような「ミックスボイス」を出す感覚をつかむ3つの方法を紹介していきます。
これらは自宅で簡単にできますから、ぜひチャレンジしてみてください!

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地声で歌うのは歌が下手なの?

まず初めに、「地声と歌声(ミックスボイス)は違うんだよ〜!」という話をすると、こんな勘違いをされてしまうかもしれません。

私は地声で歌っているから、歌が下手なのかな…。

もしこのように思われているのなら、最初に答えを言っておきましょう。

宮川 輝
地声で歌ってるからといって、歌が下手だということはないぞ!

そう、別に地声で歌っているからといって、歌が下手とは限りません。

プロのアーティストの方でも、地声で曲を引っ張っることで迫力のある声を出して、聴く人を魅了させることができる人もいますから、自信を持って大丈夫です。
もし地声のまま歌って高得点を取れているのであれば、練習次第でもっと歌が上手くなっていく可能性があります。

だけど、本当に「歌が上手い人」になるのであれば、地声で歌うことからは卒業しなければいけません。

カラオケで歌う自分の歌声と、プロのアーティストの方の歌声が違うように聞こえる二つの間には、「チェストボイス」と「ミックスボイス」と呼ばれる違いがあります。

詳しくみていきましょう。

地声はチェストボイスと呼ばれる。

チェストボイスで声を出すイメージ

チェストボイスのイメージ

歌の知識がない普通の人だと、カラオケで歌うときにほとんどが「チェストボイス」という発声をしています。

胸に手を当てながら声を「あー」と出すと、手がブルブル震えますよね。これが胸を中心としたチェストボイスと呼ばれる発声方法です。

これは意識なくても、ほとんどの人が日常的に「チェストボイス」を使って会話しています。
だから、チェストボイスで歌うととても”楽に”歌えるんですね。

でも、歌がチェストボイスだけでいいのなら、誰もがプロのアーティストのように歌えるはずですが、ほとんどの人がなかなか綺麗な歌声を響かせられていません。

それはつまり、『本当に歌が上手いプロのアーティストは、チェストボイスで歌っていないから』ということになります。

もちろんチェストボイスが綺麗な歌手もいますが、例えば『コブクロ』『ゆず』『絢香』といった、マイク1本でライブができちゃうような本当に歌が上手いアーティストは、みんなこのミックスボイスを使って歌っています。

プロのアーティストが使う「ミックスボイス」の感覚を身につける3つの方法。

『ミックスボイス』だなんて、少し聞きなれない言葉かもしれませんが、地声と裏声が組み合わさったものだと思ってもらえれば間違いありません。

地声と裏声のグラフ

地声と裏声のグラフ

ミクスボイスは上の写真のように、声が一定で途切れないという特徴があります。

おそらく初めての方は、地声と裏声が切り替わる時に喉がカラッとして、声質が変わってしまうかと思います。
そうなったら、正しいミックスボイスが出せていないということです。

ミックスボイスはかなり難しいテクニックです。
僕はボイトレを続けて1年半で習得し、ボイトレ講師の方は人に教えられるまで3年かかったと言っていました。

なので簡単に手にいれることはできませんが、感覚だけならすぐに身につけられると思いますので、僕が音楽教室で教わったミックスボイスの感覚をつかむ方法を3つ紹介していきます。

1.ミックスボイスが上手な歌手の歌声を聴く

まずは『ミックスボイスとはどんな歌後なのか』を知るために、僕の通っているボーカル講師がオススメしてくれたアーティストの曲を3組紹介します。

ミックスボイスの特徴は、リラックスして地声のように聞こえるけど、高音が綺麗に響いているところです。

歌声には力があるのに、体は非常にリラックスしているんですね。
歌声だけでなく、アーティストの体の使い方もよく見てみましょう。

絢香 / みんな空の下

女性がミックスボイスを参考にするときは、絢香の曲がいちばんわかりやすいと思います。

「あなたの笑顔は誰よりも輝き〜♪」のサビ部分でも、全然力んでいませんよね。
それでいて、しっかりと力強い歌声を響かせています。

また、「曇り空まで、晴れにしてしまう〜♪」のところは、一瞬完全に裏声に入ったように聞こえますが、切り替わることなく地声に戻ってきていますよね。
つまり、これが裏声と地声の差がないミックスボイスの発声方法ということになります。

尾崎紀世彦 / また逢う日まで

ボイトレ講師歴20年くらいの方が、絶賛オススメしてくれたちょっと昔の曲です。
尾崎紀世彦さんはハスキーボイスで男らしい歌声ですが、地声ではなくしっかりミックスボイスでの発声をしています。

サビの「はなし〜た〜く〜ない〜♪」の部分ですが、体のどこにも力が入っていないのが分かると思います。
そして、1曲を通してすべて同じ歌声で統一されていますよね。
この時代に日本でミックスボイスを習得していた歌手は珍しく、音楽界では『本当に歌が上手い歌手』として有名な1人ですから参考になるはずです。

また尾崎さんは、口を中を広く使うのがとて上手い歌手であるからこそ、こんなにも力強くミックスボイスで高音が出せている、という特徴もあります。

スキマスイッチ / 全力少年

スキマスイッチのボーカル大橋さんは、弱い息の量でミックスボイスがを出すのがめちゃくちゃ上手いです。
僕もよく参考にさせていただきました。

スキマスイッチの曲は他にも「奏」や「ユーリカ」など、高い音程があるのが特徴ですが、大橋さんは全てをミックスボイスで綺麗に歌っています。
「乾いた脳を潤せ〜♪」のところはPVを見ると若干力んでいるように見えますが、歌声からはそんな印象は受けないのは、地声と裏声を途切れることなく発声しているからです。

スキマスイッチの曲を聞くと、『息を使わない優しい歌声でも、ミックスボイスは出せる』ということが分かります。
特に最初のうちはミックスボイスで高音を出そうとすると、喉や首筋などに力が入ってしまいがちですから、男性は大橋さんの歌い方を参考にしてみてください。

2.ミックスボイスのときの声帯の動きを知る

ミックスボイスの出し方

出典:http://mix.boy.jp/mixvoice/mixvoice.html

次に、ミックスボイスを出すためには声帯の動きを理解する必要があります。
ミックスボイスを出しているときはに声帯は、程よく締まって緊張させている状態になっています。

この声帯の締めが弱いと「裏声」になり、強すぎると「喉声」になります。
いずれも慣れない状態で歌い続けると喉を痛めて枯らしてしまうので、いい歌い方とは言えません。

ミックスボイスのときの喉の感覚をつかむ方法として、映画「呪怨」の貞子のような声を出す方法があります。

貞子のように「アアア」と声を出すと、声帯が振動しているのがわかりますよね。
この振動が大きければ低音に、細かれば細かいほど高い音になります。

しかし、このまま高音を出そうとしても、ある一定の音から苦しくなってきて、顎や喉などに力を入れたくなってしまうと思います。
それを我慢して、できるだけ息を細くしながら、そして次のステップに進む必要があります。

3.鼻声の感覚をつかむ

最後は、その声帯を震わせた振動をできるだけ鼻に通すことです。
イメージとしては、息を鼻に通す感覚が近いかもしれません。

では、この鼻に通すイメージを掴む練習をしていましょう。

裏声を鍛えるトレーニング

裏声を出すイメージ

まず裏声で「ホー」と、細く鼻に通すイメージに、声帯の振動を加えてください。
この時のポイントは、ほとんど声帯は振動していないけど、鼻に息が9割以上通っていることです。
そして、声帯や顎などにはほとんど力を入れないでください。息を鼻に通すことだけに集中してやります。

これを繰り返すことによって、ミックスボイスを出したときに息を鼻に通すイメージを掴むことができます。

この練習に最適な曲は『Time to say good bye』です。
僕がボイトレしていたときに、講師の方から「ミックスボイスを覚えるためには、まず裏声から鍛えよう!」と教わり、何回も練習していた曲です。

歌詞は分からなくても大丈夫ですので、全て裏声で、できれば音程も合わせながら練習してみてください。
20回も繰り返すと、ほぼ完璧にミックスボイスのイメージは掴めるようになってくるはずです。

ミックスボイスの感覚をつかむ3つ方法まとめ。

さて、最後にこれまで紹介したミックスボイスの感覚を掴む3つの方法をまとめていきたいと思います。

  1. プロのアーティストのミックスボイスを良く聞く
  2. 程よく喉を締める
  3. 裏声の感覚をつかむ

つまり、ミックスボイスとはこういうことになります。

「ミックスボイス」 = 「声帯振動」 + 「鼻に息を通すこと」

実はミックスボイスとは、人間なら誰でもできる発声方法を、ただ組み合わせたものなんです。
なので、僕がそうだったように練習次第で誰でも出せるようになるのです。

ただ、こうして見るとものすごく簡単そうですが、やはり”正しいやり方”で身につけるのはかなり難しいです。
また機械を通して聞く歌声だと、やはり実際のミックスボイスでとは違うのでなかなか発声できるようにはならないかもしれません。

そこで僕がオススメしているのは、いちど音楽教室に通ってプロのミックスボイスを聞いてみる方法です。

僕はプロのミックスボイスを初めて生で聴いたとき、「やっぱり素人とは全然違うなぁ…!!」と実感しました。きっとこれは、1人で練習していたら気づけなかったことです。

音楽教室では無料体験レッスンをやっていますから、加入するしないは別にしても、ぜひ一度足を運んでプロの歌声を体感してみてください。
あなたの中の歌声に対する考え方がまるっきり変わるはずです。

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