「誰もがすでにサイボーグ」を観た感想。

「誰もがすでにサイボーグ」を観た感想。【TED】
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自分でも気が付かないくらいテクノロジーを使っているのではなくて、テクノロジーに使わされているなぁと実感することが増えてきた。

2018年の9月にiOS12がアップデートされたことでスマホの使用時間が確認できるようになった。ぼくのiPad Proには1日の平均使用時間はおよそ1時間半〜2時間と表示されていたよ。

もちろん大切なのは時間ではなく使い方なのだが、TEDのアプリを使うのはいいとして、ピアノの練習アプリを使うのもいいとして、目的もなしにタブレットを手に取る回数をなんとか減らしていきたい。

用もないのにアプリを付けたり消したりすることほど、無駄な時間は本当にないからね。

 

このトークは2010年のものだけれど、2018年になった今、どれほどの人がテクノロジーに操られたサイボーグになっていることを、自覚していないのだろうか。

そしてこれから先、どれくらいサイボーグは増え続けるのだろう。

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あなたも既にサイボーグ。

人々はスマホを使っている側だと思っているが、大抵の場合はスマホに使わされていることの方が多い。なんとなく芸能人のゴシップニュースに目が行ったり、Facebookを開いたりしてしまうのは僕も経験済みだ。

「誰もがすでにサイボーグ」を観た感想。【TED】

これは僕らミレニアム世代に限った話ではないと思っている。僕の父は現在70歳だが、寝るときは必ずテレビを点けっぱなしにしているのだ。そして暇さえあればリモコンでチャンネルを回している。まるで電源ボタンだけが押せないかのように。

常に移ろいゆくスマホやテレビの画面はのめり込みやすく、僕たちをいとも簡単に無意識に陥れる。受け身にさせられてしまうのだ。だから、昔からテレビはよく世論調査に使われていた。

そして広告業界にいる人たちは、秒速連写することで人々の無意識に付け込めることを知っている。意識的になることができれば、ほとんどのCMが小賢しいことに気づくはずだ。しかし、無意識の人たちはそれを当たり前だと捉えてしまう。

こうしていわゆる“消費社会”が成り立つ。気付いた頃には、不要なものばかりが部屋の中に充満しているかもしれない。

が、サイボーグになっているとその事にすら気付けないかもしれないから、要注意だ。

架空の自己イメージと付き合う人々。

インターネットが普及する2000年まで、デジタルの世界にはテレビや映画を通じた有名人でなければ登場することができなかったが、今はスマホ1つで誰もが自分をインターネットの世界に—画面の中に—デジタルの世界に投影することができるようになった。モデルやアイドル、スーパースターといった憧れの人たちと同じように、個人でも自分を魅せることが可能になったのだ。

その残滓が残っているのか、インターネットに架空の自分を投影することで「私ってス・テ・キ♪」と自己憐憫に浸っている人は、2018年に入った今、おそらく最も多くなっているのではないだろうか。恥ずかしながら、僕もそのうちの1人だった…(笑)。

「誰もがすでにサイボーグ」を観た感想。【TED】

だが、デジタルの世界に架空の自分を投影させればさせるほど、後から味わう苦しみの方が大きくなるだろう。魅せたい自分と本当の自分が違うことは、本人が誰よりもよく知っているからだ。

ほとんどの人は、まだ架空の自分の崩壊を経験していないかもしれないが、できるだけ早いうちに気付いた方が賢明だろう。

 

僕は今、こうしてブログを書いているが自分をよく魅せようとかいう気はまったくない。もちろん悪く見せる理由もない。ただ、書きたいことを書いているだけだ。

インターネットと付き合ってそろそろ13年を迎えるが、僕はようやくありのままに自分を表現できるようになった。もう自分をよく魅せるためだけに記事を書いたり、Facebookにイケメンな画像をあげたりはしない。

 

架空の自分と付き合うのをやめて、ありのままの自分をデジタルの世界に投影させること。

もしかしたら、これはミレニアム世代が乗り越えなくてはいけない大きな壁かもしれない。

もし僕が架空の自分を演じていたら、おそらく気付いていないだろうから誰か教えて欲しい。

「それ、本当に宮川 輝として書いてるの?」と。

空っぽなサイボーグたち。

彼女は「外部からの入力がない時こそ、自己を確立でき長期的な計画を立てることができる。」と語っていたが、これはまさに僕が人と群れずに1人でいることを愛している理由だ。

スマホやテレビの画面に没頭してしまう人、つまりサイボーグの人たちというのは、自分の探している答えが外の世界にあると思い込んでいる。僕もそうだった。人が他人と群れようとするのは、自分で目的を決めなくても流されることができるからで、その方が楽だからだろう。

しかし、あなたが求めている答えは外の世界には絶対に見つからない。人生の目的は何をするかではなく、あなたが何者であるかに関わっている。

学歴もあり社会的地位も高く、たくさんの情報を持っているようで実は空っぽな人たちというのはとても多い。

彼らは自分の言葉を持たない。いや、自分の言葉にできないというほうが正しいかもしれない。宗教の言葉・教科書の情報・有名人の名言など、つまりどこかの誰かから仕入れた情報でしか、自分や周りの世界を定義できないからだ。

サイボーグとはつまり、教えられたプログラム通りにしか動けないということだ。

 

スマホやインターネットの世界に没頭するあまり、自分を見失わないように気を付けよう。

空っぽなサイボーグたちになってはならない。

あなたは唯一無二の貴重な存在なのだ。

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