「うつ病って何? ― ヘレン・M・ファレル」を観た感想。

「うつ病って何? ― ヘレン・M・ファレル」を観た感想。【TED】
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うつ病についてたった5分で語れと言われたら、最初になにが思い浮かぶだろうか。

この動画では「世界での機能不全を起こすもの。」と表現されていて、なるほどこれは的確だと思わされた。

個人的な問題は何であれ、うつ病が人類にとって—社会にとって—宇宙にとっての集団的な機能不全であることは誰も否定することができないだろう。

 

アメリカでは10%もの人たちがうつ病で悩まされているそうだ。

もしうつ病を“機能不全”と定義するならば、僕も一時期はうつ病にかかっていたかもしれない。今でも乗り越えたのかは正直なところよく分からない。

ただ社会と馴染むことができないことが原因で考え込んでしまうことは今でもたまにある。それでも「人と違うことが素晴らしい」と思えるようになったから今は少しはマシなのだが。

特にTEDをよく見ているような思慮深い人や、ものづくりをするクリエイターや作家などのアーティストであれば一度は経験があるのではないだろうか。

そもそも、どうしてみんな他人と合わせられるのか不思議で仕方がないんだ。

そこに目的があればいいのだが、ただ生きる為に働いたり楽しむためにお金を稼いだり自己満足のためだけに家やお金や彼女を持とうという目的で僕のような人間は生きることができないんだ。だから考え込んでしまい、今ある現実をときには否定したくなってしまう。それがネガティヴな感情を引き起こしうつ病と呼ばれる症状に繋がっているのかもしれない。

「生きる目的ってなんだろう」、と。

 

精神科医でもうつ病の症状の原因はまだ突き止められていないらしい。だから様々な要素を—例えば気分が落ち込むだけでなくそれが長引いたり—普段なら楽しめていることが楽しめなくなったり—自殺願望を抱いたりすることを“うつ病”と呼ぶようにしているようだ。

だが僕はうつ病を“カタチと自分の同一化”と定義したい。それはスピリチュアルの世界で見つけ乗り越えてきた。それをここで語り切ることはできないから、興味のある人はこの本を読んで欲しいと思う。僕のバイブルで人生を変えてくれた1冊となった。

正直なところ、僕は社会で明るく楽しそうに振舞っている人のほとんどは、生きる目的など考えずに与えられた役割をただこなしている人たちだと思っている。

いや、彼らにはきっと生きる目的があるんだ。お金を稼ぐことや素敵なパートナーを見つけることなど。だからみんなと“普通に”生活を送ることができるのだ。それが自己利益に繋がっているから。もちろんなにも悪いことではないだろう。それが“普通の人間”と呼ばれる生き方だからだ。

しかし、世の中にはそれだけでは満足しない人がいる。つまり自分を満足させたり—他人を喜ばせたり—あれこれを成し遂げるだけでは人生に意味を見つけ出せない人がいるのだ。そういう人たちがきっとアーティストや作家、昔であれば宗教家などになり真実を探し続けたのだろう。

それは時に狂気を孕んでいたが、しかし本質を探そうとすることを諦めないその意思は本物だったはずだ。

 

そういえば、ジョブズがこんな言葉を残しているのを思い出した。

一時期はスピリチュアルの世界に傾倒していた彼も、きっと人生の目的を探してたどり着いた答えがあったのだ。それは決して言葉で表せるものではなかったかもしれない。だが、プロダクトにカタチとしてそのスピリットを残してくれた。

そう、人生はもっと素晴らしいもののはずなのだ。

 

少ない力かもしれないが、僕はカウンセリングをやっている。すべては先ほどの本にある内容がベースだ。

うつ病に酷く陥っている人には即効薬として薬やセラピーが役立つかもしれないが、それ以外のまだ意識が鮮明に残っている人たちに対しては、僕は違うメッセージを送りたいと思っている。

この世界の“普通”と呼ばれる生き方に疑問を抱くことは、何も間違いではない。むしろ、僕にとってそこからが本当の人生のスタートとなった。

概念化された世界に疑問を抱き、普通に生きることをやめ、真実を探求することはときにうつ病のような機能不全に陥ることもあるかもしれないが、その先には素晴らしい景色が広がっていることを、僕はカウンセリングを通してあなたに伝えていきたい。

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