「自分の声が嫌だと感じる理由はなぜか」を見た感想。【TED】

「自分の声が嫌だと感じる理由はなぜか」を見た感想。【TED】



自分の声って気持ち悪く感じるんですよね。

僕は自分の声を初めてまじまじと聞いたのはたしか中学2〜3年生の頃で、当時は声優という職業に憧れていたこともあり「自分ってどんな声をしているんだろう…??」と気になって録音してみたんですよ。

そしたらまぁびっくりで、気持ち悪すぎてリアルに吐きそうだったのを今でも鮮明に覚えています。モゴモゴやゴニョゴニョした印象で「これが本当に俺の声なのか…ッ!!」と絶望しましたね(笑)。

みなさんにも同じような経験があるかもしれませんね。

 

“自分の本当の声を知る”ということは、そのまま相手に自分がどんな印象を与えているのかを知ることになるので、やはり知っておいた方が日常生活でも役立つことの方が多いでしょう。

どうして自分の声が気持ち悪く感じるのか?

普段僕たちが自分の声だと思っている声というのは、実は相手に聞こえている声とはまったく違うというのは、多くの人が経験することでしょう。

「自分の声が嫌だと感じる理由はなぜか」を見た感想。【TED】

僕は声優養成所と音楽教室でボイトレをしていたとき、自分の声を初めて生で聴いたときは本当に絶望しまして、機械が壊れているんじゃないかと本気で疑いました。というよりも、そうであって欲しいと願っていたのですが、残念ながら機械はとても正確に僕の声を捉えていたことは、誰の目から見ても明らかでした。

今回のTEDの参加者の多くも、自分の声に違和感を感じたことがある人がとても多くいました。これは国籍や言語に関係なく、人間の自然な感情であるということがよく分かります。

「自分の声が嫌だと感じる理由はなぜか」を見た感想。【TED】

なぜ僕たちは自分の声に聴き慣れていないのかというと、いつも聞いている自分の声というのは他人に聞こえている声とは違うからなんです。

声帯が震えた音をそのまま聞いているのではなく、頭蓋骨や鼻腔など体の様々な部分を震わせながら、最終的に鼓膜に届いてくる音というのを僕たちは聞いています。

なので純粋な声帯振動だけを録音した自分の本当の声(他人が聞いている自分の声)というのは、どうしても違和感を感じてそれが気持ち悪さにも繋がってしまうのです。

相手によって声色を変えている。

そして今回のTEDで面白かったのは、僕たちは自分ん体調や相手によって自分の声色・声質を変えているということでした。もちろん無意識なので、自分自身で気づいてはいないのですが。

「自分の声が嫌だと感じる理由はなぜか」を見た感想。【TED】

TEDの中では3つに分けて説明されていましたが、なかなか興味深かったですね。

 

思い返してみると、僕も学生時代なんかはとくに相手によって話し方を無意識に変えていたような気がします。

先輩、同級生、後輩、先生、知らないけれど学校関係者の人、好きな人の前…などなど、あなた自身も振り返ってみれば、なにかと無意識に役割を演じている自分がいることに気づくはずです。

現代のテクノロジーでは、こうした人間の声色からその人の体調や感情を鮮明に読み解けるのだといいます。

緊張したときには声が高ぶり、怒りに近い感情で興奮しているときには声が低くなることなどを考えるとこれは想像に難しくありませんね。現代のテクノロジーなら可能になっていくことでしょう。

最近では『Amazon Echo』という音声で操作するデバイスが誕生していますが、こうした身近な機械から声による健康診断が可能になるのは、近い将来に実現されるようになるでしょう。

誰に対しても、同じ声色でありたい。

体の健康状態や、緊張などの外的要因を除いて、僕はいつも同じ声色で誰とでも接したいなと今回のTEDを見て強く思わされました。

現代社会は8割以上の人たちがなにか役割を演じていて、ありのままで生きている人のなんと少ないことか。

もちろんそれが良い悪いではないけれども、相手によって声色を変える、つまり相手によって自分の見せ方を変えようとする社会では、いつまでたっても真っ当な人間関係は築けないでしょう。

僕は少しづつ、ブログという媒体をとうしてありのままの自分で生きられるよう取り組んでいますが、やっぱり難しいんですよね。

「人に嫌われたくない」「誰かに好かれたい」「人気者になりたい」とかいう感情が入ってくると、本当に無意識になってしまいます。僕はそうした、自分や相手の都合に合わせて本音を言えないような人間には、なりたくありません。

 

今回は声についてのテーマでしたが、僕はこんな角度から見ていました。

かなり情報ベースのお話ですが、こんな知識満載のTEDトークがあってもなかなか面白いのではないでしょうか。彼女がスライドも使わずトークだけで声について語っている姿を見ると、とても専門家っぽい印象を受けました。

ちょっと難しいかもしれませんが、知識ではなく感覚として覚えておくと、もしかしたらどこかで役に立つことがあるかもしれません。