「学校を開く理由、それは刑務所を閉鎖するため」を観た感想。【TED】

「学校を開く理由、それは刑務所を閉鎖するため」を見た感想。【TED】



こんな熱意のある先生…俺の学校にはいなかった。

というよりも、環境が違いすぎる。

 

学校を開くことが刑務所を閉鎖することに繋がるなんて、平和な日本で学生生活を送ってきた僕にとってはまったく想像もできない世界で衝撃だった。

もちろん平和に暮らしていた僕には僕なりの悩みがあり取り組むべき課題はとても多かったけれども、アメリカは種類と規模が大きく違いすぎる。

そんな劣悪な環境に負けることなく、学校を立ち上げて校長先生として働きながら、何人もの生徒たちを卒業させてきた彼女が語る“教育の重要性”にはとてつもないパワーを感じた。

やはり人を成長させる職業に情熱を傾けている人は、見ているだけで人を惹きつけるパワーを持っている。

彼女の姿を見ていたら、とても言葉では表しきれない“オーラ”や“エネルギー”みたいなものを感じることができ、とても勇気をもらえた。

うーん、僕も頑張らないとなぁ…!!

劣悪な環境に置かれる子供達。

日本は“劣悪な環境”といっても、田舎で学校までの距離が遠かったり親が十分なお金を持っていないというレベルでそれはそれで問題ではあるが、アメリカでは、というか先進国のアメリカですら、まだまだ身の安全すら確保されていない地域があるようだ。

ここはアメリカのニューヨーク市のブリックリンのブラウンズビルという場所。周囲にはギャングや14歳の子供を誘拐する悪い大人たちがウロついているという、ちょっと僕の暮らす地域からは考えられない環境。

「学校を開く理由、それは刑務所を閉鎖するため」を見た感想。【TED】

そういえば、ニューヨークに暮らすYouTuberのCaseyNesitatが「ここで暮らすのは最高だが、子育てには不安がある。」と動画で語っていたのを思い出した。

彼の動画の中では、ニューヨークの街中を腰に銃をぶら下げながら歩いている男性がいたのだが、もし自分がそんな環境で子供を育てたいかと聞かれたら、間違いなくYesとは言えない(笑)。仕事の都合上で仕方なかったとしても、やはり心配せずにはいられなくなってしまう。

 

さらにこの地域で暮らす子供たちに「5年後にはなにをしたい?」という質問への返答が衝撃的。

「学校を開く理由、それは刑務所を閉鎖するため」を見た感想。【TED】

僕は学生時代にそれなりの危機を経験してきたが、命を奪われるまでの危険性を感じたことはなかった。彼らの気持ちが分かるなんてまったくもって言えたもんじゃないが、共感する部分ならたくさんある。

 

でも、どんな気持ちなんだろうか。幼少期に、目の前で人が悲惨な死を遂げる姿を見るというのは。

「学校を開く理由、それは刑務所を閉鎖するため」を見た感想。【TED】

どういう気持ちなだろう。身の危険を感じるのが当たり前という環境で暮らし続けるというのは。

子供たちは外の世界を知らないはずだから、人が死んでも当たり前、身の危険を感じながら暮らすのが当たり前とすら感じているのかもしれない。

でも、そんなのは普通じゃないよね。この地球上に、そんな場所があっていいわけがないよね。

人を繋げることが、成功者。

世間一般的な“成功者”という言葉からは、地位が高くてお金があって、有名でいい家庭を築いている人というイメージが先行しますが、彼女が定義した成功者の定義は“人を繋げる人”とのことで、僕はこの考えにめちゃくちゃ共感した。

「学校を開く理由、それは刑務所を閉鎖するため」を見た感想。【TED】

AppleのCEO、ティム・クック氏も「僕にとってビジネスとは、人を繋げること以外の何者でもない。」と発言していましたが、僕は彼ら・彼女らのように“人を繋げようとする人”にとても心を奪われてきた。

子供の頃は有名な人に憧れたが、成長するにつれてお金持ちの人に憧れるようになり、大人になると社会的な成功者に目を奪われるようになったのだが、やっぱり最終的にたどり着くのは人間的な魅力を持っている人だった。

人間的な魅力とは、簡単に言えば“共感力”だと思っている。相手の気持ちを知るというのは難しくても、どれだけ彼らに共感して、自分の取り組みに取り入れようと考えている人間というのは、若くても、歳をとっていても、僕からはとても魅力的に見える。

お金持ちで有名人たちも魅力的なのだが、やはりそれしか知らない人は、なにかが欠けているように感じて見えてしまうのだ。

 

僕らがこの世界に生きている究極的な目的は人を繋げることで、そこにお金や地位も、人種も関係がない。

僕らの世代は“成功者”という言葉を、もう一度再定義しなくてはいけないかもしれない。

教育の重要性を改めて。

僕はこの動画を通して、そして実体験を通して、数多くの投資家が主張する「教育の果たす役割は非常に大きい」という言葉の意味をようやく理解できた気がする。

もし学生時代、僕にパソコンがなかったら、おそらくこうしてブログを書いていないだろうし、狭い価値観で生きていたかもしれない。勉強は出来なくてもインターネットという環境が整っていたおかげで、ここまで成長することができた。机に向かって勉強ができなくても、僕にはインターネットという最強の環境が整っていた。僕にとって教育とは、誰かに教わることだけではなかった。

環境に文句を言うべきではないが、環境が整っていなかったら、子供時代にインターネットと向き合う時間がなかったらと思うと、背筋がゾッとする。

 

学校が開設した当初、20%の子供たちに特別支援が必要で、80%の子供たちが学年基準の学習能力に満たず、100%の子供たちが貧困レベルを下回る生活を送っていたのが、現在では3クラスを卒業させ98%の卒業率を誇るんだとか。うーん素晴らしすぎるよ…ッ!!。

「学校を開く理由、それは刑務所を閉鎖するため」を見た感想。【TED】

実のところ、僕は誰かに“教える”というのはとても苦手だ(笑)。手取り足取りは経験しながら学ぶものだと思っているし、言葉で伝わらない肌感覚のほうが大切だと思っているから、あまり僕の経験や知識を教えることで、相手の可能性を潰したくないのだ。

でも、相手が求める環境を整えることならできると思っている。というよりも、教育とはモノを教えるという以前に、環境を整えてあげることだと思っているのだ。

そこからなにを学び、どう活かすかはその人たち次第。

 

僕がインターネットの様々なコンテンツに触れたことで自分の道を決められたように、彼らに必要なのはまず外の世界を知るということなのかもしれない。

まだまだ実際に現地に足を運ぶのは難しいから、まずはインターネットを通して世界にはもっといい場所や、いい人たちがいっぱいることを知って欲しい。

スマホやパソコンは教育に役立つ人類が開発した最強の機会だ。活用しながら多様な価値観に触れて欲しい。

世界はめちゃくちゃ広いのだということを。