「役立たずなものを作る理由」を見た感想。【TED】

「役立たずなものを作る理由」を見た感想【TED】



ものづくりの原点かもしれませんね!

僕は昔からなにかと「人の役に立つ仕事をしたい!」と思っていたのですが、そのためにはある程度の知識や経験が身についていることが大前提なんですよね。

例えば、海の安全を守るライフセーバーたちは決して「人の役に立つためにサーフィンを極めるぞ!」なんてモチベーションではなかったはずです。

ただ波乗りするのが楽しくて仕方なくて遊んでいたら、その結果として、人の命を救えるかもしれない立場につく権利を得ただけの話。

僕らは“目的に向けて過程に取り組む”という教育をされてきましたが、やっぱりこれは人類に向いていないなとつくづく思わされます(笑)。

 

そんな感じで、彼女のように「役には立たないけど自分の好きなもの」を極めることは、結果として僕たちの生活を豊かにする“なにか”が生まれるキッカケになるかもしれないので、僕も変に「誰かのために…」と考えすぎずに、とにかく好きなことに熱中したいと思います。

そしていつの日か、本当に人の役に立てるものづくりへと進歩していきたいですね。

それにしても、彼女のような天真爛漫な人って本当に魅力的ですな…(笑)。

ブッ飛んだものづくり。

彼女は自身のYouTubeチャンネルで“役に立たないもの”を作り続けているようで、見てみましたがまぁブッ飛んだものづくりが多いこと多いこと(笑)。

こちらは彼女が初めて投稿した「自動歯磨き機マシン」。歯を磨くのが面倒だから機械に任せればいんじゃね的な発想から作り出したそう。

ちなみにこちらのマシンは10人中0人の歯医者がオススメしているそうです。うーん役にたたねぇ…(笑)。

 

あとこれなんかあったら便利ですよね、自動で野菜を切ってくれるマシン。

TEDの会場でも流れていましたがみんな大爆笑でしたね。うーん危険すぎる…(笑)。

 

もちろん今回のTEDのためにも作ってきた作品があるようで、なんと呼んだらいいのか分かりませんが「目玉いっぱい洋服」とでも名付けておきましょうか(笑)。

「役立たずなものを作る理由」を見た感想【TED】

「みんなに見られると緊張するから、私も同じようにみんなを見ることができれば公平なんじゃね!?」的な発想で14時間も掛けて作ったそう。

うーん効果はなさそうだ…(笑)。

100%失敗するものづくりだからこそ。

彼女がこうして「役に立たないもの」を作るようになったのはどうやら過去が大きく影響しているようで、もともとは大学を首席で卒業するくらい頭が良かったそうですね。

これ僕とまったく逆のパターンで、僕は自分が勉強できないくせに頭が悪いとは思っていなかったので、なにかと“いいように見せよう”とすることがありました(笑)。

みなさんにとっても思春期ってのは…きっとそんなもんですよね。

 

彼女も頭が良かったがゆえに、“人からどう見られているか”をとても気にしていたんだそう。いやぁ気持ちよく分かるなぁ…。

そこで彼女は、「絶対に失敗するものづくり」をすることで自分の壁をぶち壊してきたそうですが、そうすると今度はぶち当たるのが…。

「役立たずなものを作る理由」を見た感想【TED】

そう、今度は“自分がバカに思われるかもしれない”という不安でした。

 

僕もこうして文章を書いていますが、これは決して知的な文章でもなければ、みなさんにとって為になるよう書いた情報でもありません。

むしろ小学生が書くような読書感想文レベルだと言われてもおかしくないような文章を、実名顔出しで公開しているのです(笑)。一見すると恥ずかしい行為のように思われますよね。

でもですね、そうやって「自分はバカである」という立場に立つことによって、行動が気軽になるんですよ。

つまり、誰かに褒められようとか成功しようとは頭っから考えていないから、やりたい事ができるようになるワケですね。それが結果として人との違いになり、優位に立てるわけです。

「役立たずなものを作る理由」を見た感想【TED】

いわゆる“頭がいいだけの人”ってのは、ものごとをやる前から決めつけて、なにかこの世界のことを分かったかのように語る節がありますが、誰もこの世界でなにが正しいかなんて知ってなどいないのですよ。

だから“自分はバカである”としてしまえば、むしろ楽になって正しいことではなく自分のやりたいことを考えるようになるのです。

 

役に立たないものづくりは、そうした「最善の方法を知らない」ということを認めることにあると彼女自身も主張しています。

「役立たずなものを作る理由」を見た感想【TED】

だからスティーブ・ジョブズも「Stay foolish,Stay hungry.(愚かであれ、貪欲であれ。)」といって失敗や成功にとらわれずに挑戦する姿勢を持っていたのですよね。

優れたものづくりをする人の根本的な考え方や姿勢には、やはり似ているものがありますな。

失敗することの素晴らしさを。

彼女の取り組みを知ったことで、僕は失敗することがいかに素晴らしいかということを改めて再確認させられました。

日本に蔓延している“失敗は許されない”みたいな空気、僕にとっては気持ち悪くて仕方ありません。おそらく僕の記事やTEDを見ている人であれば、同じような感覚を抱いているはずです。

もちろんエゴイスティックな自己満足だけを求める者たちの失敗に対しては、堂々と「それはよくない。」とNOを突きつけるべきでしょう。

しかしそれ以外の、自分をもっと表現して他者にも影響を与えたいと取り組む人たちに対しては、もっと寛容に失敗を認めてあげられる社会であるべきなのです。

 

そのためにはですね、やっぱり自分自身が失敗しないとダメなのですよ。他人の失敗にヤキモキしているときは、だいたい自分がなにもしていないときですからね。

たくさん失敗しましょう。いっぱい笑われましょう。

僕も他人から「稚拙だ」とか「つまらない」と言われる記事を書いたとしても、自分自身が信じる揺るぎない価値観を持ってたくさん失敗し続けようと思いますぜ。

彼女の姿に勇気をもらいました、ありがとう。

 

あとそう、彼女は脳腫瘍の手術を受けて、この記事を書いている現在は療養中なのです。

彼女の回復と、また役に立たないものづくりが見れることを願っています。